スピニングリールでもベイトリールでも存在しているウォームシャフト。
けれど位置も役割も違うので使用する油脂も異なって来るのですが、画像の様にベイトリールにおけるウォームシャフトとはレベルワインダーを左右させる目的で存在しています。
で、ベイトリールのウォームシャフトにはオイルが良いのか?グリスが良いのか?と良くお問い合わせを頂くのですが、ブッチャケますとどちらを使用しても支障はないんですけど、但し、使用するルアーウェイトや求めるレスポンスにより使い別けて貰うのがベストではあります。
なので毎月不定期にこのDARKSIDEBOREDBLOGにポストしているMETHODオイル&グリスの使用例にもあります様に、現在BOREDがメインとしている東京湾奥運河や大河川河口などの汽水域でヘビーウェイトルアーの使用が前提となる場合は物理的な付着性を重視してグリスを使用する様にしています。
その理由として、汽水とは言え立派に海水なので水分が蒸発した後には塩の結晶が出来てしまうと言う事で、例えば部分的に油膜が失われている事に気が付かず放置してしまうと酸化し易くなってしまう事、そしてヘビーウェイトなルアーを使う事が多いので準じて太糸PEラインの使用が前提となり、ライン巻き取り時に大量の水分も同時に巻き上げてしまうので影響を与えてしまうと言う事。
これらの事を考慮して予め物理的な油膜の付着性を上げていると言う目的からグリスを使用しています。
つまりオイルは液状なので非常に薄い油膜につき目視し難い訳ですが、グリスは半固形状なので目に見えて付着が確認出来ると言う事です。
しかもリールメーカー各社共にこのウォームシャフトに使用されているアルミ素材においては、茶色?灰色?金色?の様に何とも発色の悪い表面処理が施されていますが、これは恐らく硬質アルマイトだと思うので一般的な装飾アルマイトよりも表面硬度が高く耐摩耗性に優れたアルマイトが使用されています。
どれくらい硬いかと言うと、例えば赤色で装飾アルマイトされている面に書類を止めるクリップの先端を擦り続けた場合、徐々に赤色の装飾アルマイトに傷が入り削られる事でシルバーのアルミ地が見えて来るんですが、それが硬質アルマイトの場合だとクリップの先端が先に摩耗して徐々に短くなって来るほどに硬いんです。
これサイクルメカニック時代にも例えましたが。
でも事実です。
つまり一時的に油膜が失われても直ちに摩耗が始まってしまう事を避ける目的で処理されていると推測出来ます。
そう言った点から見てもウォームシャフトにはオイルでもグリスでも良いと言えるのですが、やはりキャストとリーリングを繰り返すルアーフィッシングにおいて摩耗は付き物なので、出来るだけウォームシャフトの摩耗を防ぐと言う意味で油膜強度を上げておいた方がベストなのは言わずもがな。
そして別の視点から言える事として巻心地の改善や調整もこの部分に大きく依存して来ます。
巻心地の全てに依存している訳ではありませんが、巻心地に携わるパーツの一つと言う事です。
なのでヘビーウェイトルアーをキャストする場合において、ライトウェイトルアーと全く同一の巻心地や巻感度にする意味もなく、それはロッドもラインも全てにおいて連動しているからであって、タックルバランス的にも有効ではないと言い切れるでしょう。
例えばXHロッドにPE8号とナイロンリーダー80lbを巻いた400番リールで0.8gのワームを扱いますか?と。
なので使用するルアーウェイトに応じてリールの巻心地や巻感度を調整しておく事で、本来の釣りに集中出来る事にもなり耐久性も心配する必要がなくなると言う事です。
実例としてBOREDの場合は上記の様に現在シーバス釣がメインにつき殆どTHETAグリスで済ませてしまっていますが、これは巻心地をシットリ?ヌットリ?とさせたいと言う事からTHETAグリスの塗布量だけでコントロールしていまして、バス釣のヘビーカバーで使用する場合にはベジテーションなどのゴミを巻き込む事が多いので、すぐに葉っぱや藻などを取り去れる様にLIGHT DUTYオイルを使用しています。
一般的な目安としては淡水海水問わず下記を参考に。
30番~70番などのベイトフィネスやライトリグにおいてはLIGHT DUTYオイルまたはTHETAグリス。
100番~200番などでPEもモノフィラ問わずレギュラーウェイトならNEMEAオイルまたはTHETAグリス。
200番~400番などでPE4号以上でヘビーウェイトならTHETAグリスまたはUG OMEGAグリス。
こんな目安でセレクト頂ければ問題ないかと思います。
但し、塗布量は自身の好みで巻心地や巻感度に調整して貰えれば良いかと思いますが、画像は200番にPE4号で40g~80gのルアーウェイトを汽水で使用すると大体こんな程度の塗布量と言う事です。
分かり難いですかね?うっすらと全体にTHETAグリスの色が重なっている程度と言いますか。
そしてウォームシャフトの左右にあるベアリングにはBSLUオイルを使用していますが、例えば300番でビッグベイトオンリーな機種は敢えてダウングレードさせて樹脂ブッシュへ変えてしまっている物もあります。
あくまでもBOREDの好みはシットリ?ヌットリ?につきシュルシュル?カリカリ?とレスポンスを求めるより、巻心地がずっと安定していてノイズレスな点をターゲットにしていますので。
オイルやグリスの良い点は塗布量でフィーリングをコントロール出来る楽しみ?もあるのでゼヒ沼ってみてください。
あ、BORED STOREのMETHOD製品各種も本気で在庫が少なくなって来ましたのでお早目に。

0 件のコメント:
コメントを投稿