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2024年9月20日金曜日

裏技。

ハイシーズンを迎えるに当りメンテナンスし始めているアングラーをSNSなどで多く見かける様になって来ましたが、今回はシーバスでもチヌでもバスでも所謂レギュラーウェイトを中心に使用する事の多いスピニングリールの2500番、C3000番、3000番辺りに適したドラググリスのお話。
スピニングリールのドラググリスってラインを止める事よりも出す点の方が重要と思っています。
これは使用するドラググリスの素材、粘度、粘性そして最終的には塗布量によりコントロールするのですが、スピニングのドラグワッシャーにはフェルトとカーボンの2種類が存在しているので少し厄介。
2年前?3年前?個人的にバチシーズンを中心に19バンキッシュ C3000MHG、21ツインパワーXD C3000XG、19バンキッシュ 4000MHGで色々と試した結果として、同型番のC3000で言えばフェルトならALPHAグリスを純正と同等に、カーボンならALPHAグリスを多目に塗布するのが一番スムーズで且つドラグノブを締めると直ぐに反応出来るセッティングになりました。
がっ、どうしてもカーボンの場合は動きに波が生じてしまい、ラインが出る際にスムーズな中にも強弱が現れてしまう。
純正グリスよりはマシにはなりますが納得いかない。
これを少しでも改善出来ないか?と行き着いた結果、カーボンには先にDELTAグリスを極薄く表裏全体に良く塗りこむ様に塗布しておいて、後から更にALPHAグリスを多目に塗布すると非常に調子が良かったんです。
もちろんいずれも事前にドラグワッシャーを脱脂洗浄しておくのは当然ですが、特に同じメーカーの同じ型番であるC3000で大きな差が感じられたドラグワッシャーの素材差による違いにも、BOREDのMETHODグリスならグリス同士をお好みで混ぜ合わせて使える利点から上記の様な裏技も可能と言う事。
予めグリスを混ぜ合わせておくのでも良いんですが、先にコレその上からコレと言った感じで塗り足す様に使って貰っても大丈夫です。
けれどその塗り足す場合は先に粘度の高い物か粘性の低い物を塗布しておいて、上から粘度の低い物か粘性の高い物を塗布する方が良いかもしれません。
さて、スピニングリールの場合は上記の感じですが、同じ様にドラグを使う事を想定しているライトゲームやミドルゲームのベイトフィネスリールにおいては、ALPHAグリス単体での使用が非常に調子良く、ザックリと5g~16g位のルアーを対象とするタックルにおいてはALPHAグリス一択かなと思っています。
同じ様なウェイトでもバスで使用する100番~200番のベイトリールならオープンではALPHAグリス、カバーならDELTAグリスで使い別けていて、でもこの場合はドラグを使用してラインを常に出す前提と言うよりも逆にラインを止める目的で使い別けています。
これらが自分のセレクトとなりますが、ビッグベイトやジャイアントベイトそしてヘビーカバーにおいては基本的にドラグはフルロックに近い状態で使用するので取り敢えずDELTAグリス一択で済ませています。
各カテゴリーにおいてもハイシーズンが近付いて来ていますので、ゼヒとも事前のメンテナンスとして上記を参考にしてみてください。

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