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2023年10月2日月曜日

裏技?

今年の夏前、自分的に諸々のサイズがベストマッチした事で2台を導入する事になったアブのレボビースト。
1台目はツルシのまんまで7.3のHGギア、2台目はロケットのギアを移植した9.2のXGギアで使用しています。
アブは約30年前に2600シリーズや4600シリーズなどの丸アブを使用していた以来の新品導入、しかもロープロタイプのレボシリーズには余り良い印象を持っていなかった?事もあり自分でも今更感はあったのですが、6号PEを100m巻ける250番的なキャパと世間でもユーザーが多い印象を受けた事から導入してみる事に。
で、先ずは1台目を箱出しで使用してみた結果、悪くはないが各所の動きがとにかく重い印象。
って事でどっちみちMETHODオイル&グリスで仕上げる為に分解した内容は過去記事にて紹介済みですが、今回はBSLUオイルの最終サンプルを試用する為に手持ちのソルト使用しているベイトリール4台を改めてメンテナンスしたんです。
それから既に海水(汽水)環境で通算10回以上の連続使用にも関わらず、特にハンドルを回転させた際のフィーリングはメンテナンス直後のフィーリングをキープ。
で、当然ながらボディ内ベアリングにはBSLUオイルが効果的ですよって事も言いたいのですが今回はそーではなくて、メインギアとピニオンギアの初期エイジング?つまりナラシが効いているのかな?と言う推測を言いたくて。
ロケットのギアに移植してから現在まで通算して20回以上は不具合も無く使って来たのですが、今回のBSLUオイル最終サンプルを試用する為に分解した際、各パーツを洗浄するとやたらとギアから金属粉が出ている事に気がつきました。
ま、当初から国内メーカーとはパーツ単位で仕上がラフ?な部分も見えていましたが、製品精度と言う事は分かっていても他社よりも金属粉が多い印象。
一応旋盤とかフライス盤とか工作機械を使えるもんで、特に切削されたパーツの仕上などはガン見してしまう癖がありまして。
または海外メーカーと言う事でギア同士の接触角度や公差指定が国内メーカーとは違うのか?いずれにしても洗浄後にSIGMAグリスを使用して再度組み付けてからの現在。
とにかくハンドルを回した際のフィーリングが凄く調子良いんですね。
ちなみに同時にメンテナンスしてある1台目のビーストにおいても、メンテナンス後は未だ実釣で未使用ながら毎日ハンドルを回していても常に快感。
殆ど同時使用の自分のレボビーストが2台共に好調な事から考えると、アブのレボシリーズにおいては新品状態から10回〜20回くらいの使用を目安に一度メンテナンスを行うと各所のエイジングによりアタリが出るのでは?と考えました。
なのでレボシリーズの新品状態または新品ギアへ交換した後、一般的な釣行時間として10回~20回ほど使用した後で、メインギアとピニオンギアを脱脂洗浄してから適正なMETHODグリスで仕上げてみると結構良いフィーリングが得られるかもしれません。
裏技?的な。
良いフィーリングとは回転時に金属同士の接触振動が少なく、メンテナンス直後の良好な状態が一定期間維持されていると言う意味です。
リールは主にボディ素材により強度や剛性が左右しますが、それはネジレやタワミが少ない素材であればボディ内パーツの精度も維持され易い傾向にあります。
ですが、金属ボディであっても樹脂ボディであってもメンテナンスを怠れば結局は同じ不具合が発生します。
例えば、脱脂洗浄もしないでギア摩擦により生じた金属粉の上からグリスを塗りたくれば、それは単に研磨剤と同じ事になってしまい更に摩耗を促進させてしまうとか、一度でも明らかに錆が発生したベアリングはいくら脱脂洗浄しても金属表面の腐食により精度が狂った状態なので、そこにオイルを差して使用しても確実に異音や振動の原因になります。
一つのパーツに不具合が起きれば対になるパーツやボディにも少なからずダメージが起こり始める、これが連鎖すると盛大にパーツ交換する事になったりして費用も手間も嵩む事は確実です。
なので新品状態でオイルやグリスを見直し入れ替えする事も一つの手ですが、上記の様に初期段階で一度フルメンテナンスしてみる事も非常に有効ですよと言う事。
これは正に自分自身で確信しました。
さて、昨日付けで正式な発売日となりましたMETHODのBSLUオイル。
既に先行受注を開始していた分は今週中に順次お届けの見込みとなりますが、すぐに多数のリクエストを頂きました事で10月中旬頃に再度少量の追加生産を行います。
が、この10月中旬入荷分の先行受注も既に残り枠が僅少となっています。
これが欠品となった場合は次回入荷は11月中旬以降となりますので、ゼヒ今回モデルチェンジとしてリニューアルしたMETHOD最高峰BSLUオイルをお試しください。

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