もう何度も不定期にアナウンスしたりBORED STOREのヘッダーにも常時表示してあるんですが、相変わらずSNS経由での問い合せが多過ぎて少し参っています。
なら愚痴を言わずに通知をオフにすれば良いと思われるでしょうが、そうすると業務だったり友人だったりの通知もシカトする事になってしまうのでレスポンスが悪くなりますね。
お蔭様で毎日忙しく生活している中で、別のアカウントを作るとかログインし直したりでメンドクサイ訳ですし。
まぁ仕方ない事だと半分は諦めていますが、基本SNS経由のメッセージはシカトしていますので。
でもちょっと今週から来週まではピーク過ぎてメールもまともに確認出来ていませんのでご勘弁を。
さて、この数日間はTHETAグリスの発売に際して関連する質問を多く受けていますが、逆にナゼか目立つのは「もっと高粘度なグリスの発売はありませんか?」と言うもの。
予定はありませんし、必要もありません。
これも過去から何度もお伝えしていますが、グリスとは油脂類なのでオイルの半固形バージョンと言う物です。
なので油脂として潤滑させる事を第一目的にしている上で、耐水性とか防錆性とか様々な用途に特化した得意分野を付加している「アブラ」になります。
だからDELTA以上に高粘度であると先ず一般的にはスムーズな潤滑を行う事が出来ません。
本当に誤解が多いのですが、グリスはクッションじゃありませんからね。
そうでなければ「ネンド」とか「パテ」でも良いと言う事になりませんか?
じゃないでしょ?それでは全く適正に潤滑しないからです。
なのでグリスとは物理的に垂直面だったり遠心力だったり油分が失われやすい状況の中で、油分を極力長く供給させる為の基地?と言うか空母?と言うかそんなポジションと思っていてください。
オイルは戦闘員や戦闘機であって、グリスはその基地や空母って事です。
また、グリスが半固形状って事を理解すれば粘度が高くなるに連れて逆に流動性が低くなると言う事は想像の範囲内でしょう。
つまり余りにも高粘度であれば対象物に上手く馴染まずに意味の無い所にボテっとあるだけの「?」な存在になってしまいます。
これじゃ意味が無いんです。
まぁこれはBOREDとして言うべき事ではないのかもしれませんが、例えばMETHODで言えばDELTAグリスやTHICK HEAVYオイルで状況がある程度解決しない様な問題点は根本的に対象物側を疑うべきです。
対象物であるハードの問題をソフトであるオイルやグリスで解決出来る範囲には限界があると言う事です。
だからこそメーカーにはサービスセンターがあったり交換部品などが供給されているし、メンテナンス工房やメカニック工房の存在がある訳です。
オイルやグリスが万能みたいな存在に思われると場合によっては少しベクトルが違いませんか?って。
一応その裏付として大手を含めた一般的なオイルメーカーでグリスの粘度を示す「ちょう度」のバリエーションを見てみてください。
汎用として間違い無く一番多いバリエーションは0号、1号、2号の3種類で、特殊用としては00号、000号とかの超低粘度は存在しても逆に3号なんて超高粘度は殆ど存在していないに等しいんですね。
凄く探せば3号とかも出て来るかもしれませんが、5号とか7号とかそんなグリスは絶対に存在する意味が無いと言う事。
要するにそーゆー事です。
だからある程度の理解がある人からすればDELTAグリスと同じ2号が実用上の最高粘度で納得出来るはずで、そうでない人はもっと高粘度なんて実用出来ないレベルの事を安易に考えてしまうんでしょう。
気持ちは分かりますけどね。
但し「ちょう度」の範囲が多少アバウトなので例えば2号と言ってもメーカー毎に違って来たり素材や粘性などの設計によっても違いが生じますので、そこは当然の事として。
すごーく嫌味な言い方をしましたが、グリスは油脂ですって根本を考えれば理解出来ますよね?
グリスにおいて最も重要な事は粘度では無く、含まれているオイルがどれだけ長く強く油膜を維持出来ているかと言う事。
本家のBORED BLOGでもDARKSIDEBOREDでもBLOG内の検索フォームで該当する単語などを入力してもらえれば、何かしら関連する記事を見つける事が出来ますので再度確認してみてください。
切実に。
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