割と頻繁にお客様より質問を頂く事がありまして、それは「ダイワのリールは使わないのですか?」と言うもの。
答えは「はい」なんです。
でもダイワのロッドやルアーは好きで使っています。
以前にも書きました様に今から30年ほど前の90年代はシマノのカルカッタと同時にダイワのTD-XやTD-Zなんかを使っていました。
マグフォースVが最初に搭載されたモデルでしたね。
変な形したスプールとボディだなと思いながらも非常に使い易い丸型とロープロを合体させた様なデザインが好きで。
けれど当時の自分はとにかくラバージグやテキサス命だったもんで、自然なフォーリングを意識すると遠心ブレーキのフォールがベスト。
そんな事もあって結局はシマノのカルカッタやアブのガンナーなんかをメインに使う様になり、で、その流れから現在もシマノが一軍でアブが二軍と言う手持リールのラインナップになったんです。
なので特に機能的に何か問題や不満を感じてダイワは絶対に使わないと言う訳ではないのですが、強いて言えばレベルワインダーのTが外観的にも部品点数的にも好きではない。
機能としての理屈は分かるんですが。
リールはシンプルこそ最強と思っていますので部品点数は極力少ない構造がベスト。
で、一時期は上記と平行してバスプロショップスなんかで買える海外メーカーにも手を出した事があったんです。
フルーガーとかルーズなど。
でも結局は故障した際にパーツ供給について入手先が不明で、なのでもうポイッと家庭内廃棄して今やどこにあるのか。
やはり部品点数が多くベアリングやギアやクラッチなどの様に「ザ工業製品」の塊とも言えるリールにおいては日本メーカーこそが最強で最高だろうと、または国内輸入代理店がメーカーに匹敵する規模でアフターもキチンとしているなら良し。
参考までにメーカーの部品保持基準って確か家電なんかは8年前後だったと思うんですが、最低でも廃盤から8年前後は確実に部品供給が行われなきゃダメなんです。
そうなると当然ながらスモールメーカーなどにおいては不安がある。
なんせ全てのモデルのあらゆるパーツを8年間も保管し続けなければならないのでね。
そこへ来るとシマノやダイワは当然としてアブにおいても今や部品供給は全く問題なく行える訳です。
ショップ経由で注文しても早ければ一週間以内で遅くても二週間程度あれば手元に届きます。
これは自身でメンテナンスする上では絶対的な選択肢になるかと思うんです。
せっかく一生懸命メンテナンスしてカスタムして自分仕様のリールに仕上げたのに、イザ故障した際に一つのパーツが入手出来ない事で使い続けられなくなるなんて。
これはイケマセン。
けれど国内外問わずスモールメーカーには大手には無い?魅力や斬新さがあるのも確かなので、この辺りをセレクトするならメーカーを頼り全フリするだけじゃなく、自身である程度の状態をキープし続けるスキルもあった方がベターでしょう。
なので全くの初心者が選ぶならシマノかダイワをお勧めします。
まぁBOREDなんて零細中の最高位ってくらいなスモールメーカーですし、けれどハードじゃなくてソフトだから何とか対応出来てますが、やはりハードを扱うとなるとソレナリの覚悟が必要ですからね。
と言った理由で自分は現在シマノとアブしか使わないのですが、ダイワにおいてはあくまでも個人的な趣味(外観)の点だけであって、再度言いますが機能や構造に懸念や否定があって使わない訳ではありませんので。
圧倒的な世界シェアを誇る日本の釣具メーカー業界、特にBOREDの業務と関連するだけにリールには拘りがあります。

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