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2025年6月13日金曜日

試用。

シツコイ様ですが今週から非常に業務が立て込んでいるので投稿すべく記事も溜まっている状況で、先ずはこの6月30日に発売を予定しているBOREDのMETHOD新製品「VNL」ペーストについて。
既に土台となった過去別注製品が存在していた事で設計や開発においての時間は短縮出来たのですが、サンプルテストの実用においては既に自分とNeCoSanで一足先に試用を開始していたところ、どうやっても時間と人手が不足していると言う事で募集したサンプルテスター。
今回はこの初夏シーズンに発売する事をターゲットとしていましたのでね。
で、一定契約のあるサンプルテスターでは無く製品毎にサンプルをテストしてもらう趣旨となる為、自身で直ぐにメンテナンスを行えるスキルが必要と言う事での募集となりましたが、予想を超える応募を頂きました事で早目に打ち切りとさせて頂きました。
からの2ヶ月経過した現在と言う事です。
実際にVNLペーストを試用頂いたサンプルテスターより不定期にレポートが届いてのチェックとなり、この2ヶ月の間にも「試用」と題して多数のレポートをご紹介して来ました様に、今回から6月下旬までは順次サンプルテスターより届いた最終レポートをご紹介して行きます。
先ずは、香川のサンプルテスターTKUC氏から。
使用機はキャタリナTW100SHで1釣行3〜5時間を7回ほどの使用、全てショアからのキャスティングでジグヘッド20〜30gやタイラバ30〜40gをフルキャストで巻きの釣りにて試用頂きました。
完全な海水環境での釣行後は毎回必ず水へドボン洗浄を行っていましたが、ワンウェイローラークラッチに使用した際にもハンドル逆転は起きず画像の様に錆の発生は見られず油分も十分に残っています。
同じくボディ内ベアリング全てにVNLペーストを使用したフィーリングとして、オイル仕上げに比べ巻き心地が良くキャタリナTW100SHでは巻き重りも全く感じずに気持ち良いフィーリングが長く持続しているとの事です。
但し、ウォームシャフトベアリング左右とハンドルノブベアリングにおいては何れも片側のみザラつきが確認され、ウォームシャフト自体への使用においては油膜の残りがプアと言う事でTHETAグリスかUG OMEGAグリスの使用が適正と思われます。
参考までに今回使用したボディ内ベアリングには全て新品を脱脂洗浄後にVNLペーストを使用しています。
今回サンプルテスターTKUC氏のレポートから判断すると、完全な海水環境でキャスティングをメインとする100番台またはレギュラーウェイトのベイトリールにおいては、ボディ内ベアリングにVNLペーストを使用する事でBSLUオイルやNEMEAオイルの使用よりも巻きのフィーリングに変化が少ないと言う結果となるかと思います。
併せてプラスティックギアへの馴染みも非常に良く、目視においても十分に油膜が確認出来ます。
また、VNLペーストは他に類を見ないほど低粘度なオイルでも無くグリスでも無いペースト状につき、油膜の伸びが良く薄く広げ易いと言う事もあり、ボディ内部全体へ塗布する事で塩の固着や水分の除去時にも有効かと思われます。
取り敢えず今回にてサンプルテスターTKUC氏からのレポートは最後となりますが、TKUC氏はkotekaworksと言うリールメンテナンスサービスも立ち上げましたので、引き続きMETHODオイル&グリスの用途などについては随時ご確認頂けると思います。
と言う事で自分も今週末が雨天でなければサンプルテスト釣行しておかないと6月後半は厳しそうなのでね。
久しぶりにホームのナイトかな。

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