使い回しですが2022年4月15日の過去記事。
https://darksideboredblog.blogspot.com/2022/04/blog-post_25.html
コチラで使用した画像です。
リールを水洗いする際に懸念されるグリスの流れ出し。
先ず、以前から何度もアナウンスして来ました様にBOREDのMETHODウレア5グリスは水中においても安易にグリスが流れ出す事はありません。
この件に関する記事が上記の過去記事です。
海水域や汽水域で使用したリールを水中へ浸けて洗浄(ドボン)する目的はシツコイ様ですが塩分の除去=錆の防止にあります。
特にPEラインを使用したベイトリールの場合はPEラインの編み込みにより水分を保持し易くなり、キャスト毎に盛大に水を撒き上げるのはコレが原因です。
そしてキャストに寄る飛沫が原因と言うよりもラインに染み込んだ海水がスプール周辺から伝わって内部に入り込むと言うのが錆の発生原因。
なので先日の記事内でも書きましたが、釣行後から数時間程度であれば未だスプールに巻かれたラインやボディが濡れていると思うので、その濡れている内に水へドボンする時間は5分や10分ほどでも大丈夫でしょう。
水へドボンする事によりボディ内に水道水が入り込み海水を薄めてくれる事で自然と排出されるからです。
つまり乾く前に流せと言う事。
水へドボンした際にハンドルを回す目的は主にボディ内ベアリングとピニオンギアの固着を防止したい事にあり、経験上10回ほど水中でハンドルを回せば問題無いと思います。
この短時間で最低限の処理を行った後はリールを良く振って水分を取り去り、風通しの良い場所で放置乾燥させる事で「錆の防止」と「塩分の除去」を概ね行えているはずです。
なのでナイロンやフロロなどのモノフィラ系ラインをメインに使用している場合は、PEラインほど水分による影響が無い事から、海水域や汽水域においても釣行後に毎回上記の処理を行わなくても問題無いかもしれませんが、釣行後にシャワーなどで簡易的に洗浄する事は推奨します。
但し、オフショアのボート上などで走行による水飛沫を盛大に浴びてしまう様な場合やシンプルに数秒であろうと水没させてしまった場合は、速やかに水道水に浸けた後にフルメンテナンスを行う様にしましょう。
この釣行後の処理を行うと一般的なリチウム系グリスは耐水性に乏しい成分から流れ出しや付着箇所からの剥離が発生します。
これがBOREDのMETHODグリスの場合、汎用リチウム系グリスのおよそ5倍の耐水性と配合される化学合成油の吸着性により金属の塗布面から安易に流れ出す事が無く、しかも画像の様に静的状態であれば水中であっても油分の流れ出しが少なく長期に渡り性状を維持する事が出来ます。
これが全天候型と謳っている理由です。
PTFEや二硫化モリブデンなどの固形添加剤は一切使用せず、ウレア有機化合物に精製鉱油と化学合成油をハイブリッドして生産されたセミシンセティックグリスとして、耐水性だけでなく耐熱性も極圧性にも優れたグリスと言う事です。
粘度と粘性の違いにより高粘度高粘着SIGMAグリス、高粘度のDELTAグリス、中粘度のALPHAグリス、低粘度のTHETAグリス、高粘着低粘度のOMEGAグリスのウレア5グリスとして、各グリスを混ぜ合わせて自分オリジナルグリスを作る事にも対応しています。
ゼヒ。
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