取り敢えず本日付けでVITALのPRO SIZE WR在庫補充が完了したと言う事もあり、実りあるDARKSIDEBOREDBLOGネタとして今回は久しぶりに裏技のご紹介をしようかと思います。
今回はMETHODのウレア3グリスについてなんですが、先ずは基本的にウレア系グリスと言う素材について。
ウレア系グリスとしてBOREDのMETHODが生産している物はモノアミンとモノイソシアネートと言う原料に油分を反応させて生産される正確にはジウレアと言う成分になるのですが、この辺の難しい所は書いたところで意味も無いし理解したところで何?と言う事もあるのでハショリます。
で、一般的に皆さんが良く目にするグリスとしてリチウム系グリスが多いとは思いますが、その市場の多くを占めるリチウム系グリスとMETHODのウレア系グリスとでは一体何か違うのか?と言う特徴や利点についてはBORED STOREの製品ページを見て貰えれば分かるので、今回は逆に何故リチウム系グリスではダメなのか?って事を書きたいと思います。
リチウム系グリスの場合は特に熱と水、これらに対しリチウムの成分として元々弱い事があり、その為に多くの油分と添加剤を配合して個々の特性を向上させなければ実用出来ません。
それに対しウレア系グリスはグリス本来の成分自体が熱や水に対して非常に強く、物が動く時に発生する摺動や衝撃などの機械的特性もウレア系グリスの方が成分として耐久性に優れていると言う事があります。
特にフィッシングやサイクルなどにおけるホビーユースの場合は、グリスにおいて潤滑性を求めると言うよりも保護を目的とする耐久性を求めるニーズが多く、潤滑はオイルにやらせれば良い事もありMETHODのウレア3グリスについてはその点を最優先したと言う事です。
そしてウレア系グリスはリチウム系グリスとは異なり、特に金属に対して強固に付着する特性を持っている為、摺動や衝撃などの物理的状況下においても油膜寿命が長く耐久性に優れていると言う点もあります。
つまり現時点において成分ベースで言えばリチウム系グリスはウレア系グリスに何も勝つ事が出来ない。
いや、唯一ウレア系グリスが負けている点と言えば価格の問題くらいでしょう。
ホームセンター行けば400gのジャバラカートリッジで198円なんてリチウム系グリスを買う事も出来ますが、ウレア系グリスは安くても80gで300円とか400円とか、そんな価格差が生じてしまいます。
さて、本題に戻ります。
今回METHODのウレア3グリスとして高粘度のDELTA、中粘度のALPHA、低粘度のTHETAと3ラインナップが完成したのはTHETAの発売による昨年末の事ですが、これらは共通して基油となるベースオイルをはじめ極圧添加剤や粘弾性添加剤など各種添加剤も全て同一成分を使用しています。
そこでBOREDが2003年の立ち上げ以来オリジナルとして推奨して来たオイルやグリスの混合カスタムへも当然応用する事が出来るのですが、このウレア3グリスについては混合カスタムする際に非常に簡単で正確な混合の仕方があります。
先ず前提として割合を正確に決めたい場合はキッチンスケールなどを使用して重量で計算してもらえば良いのですが、もっと簡単に感覚で割合を決める人の方が多いかもしれませんね。
ま、いずれの場合でも先ず金属製の容器を一つ用意してみてください。
塗料用の調色カップなどがあれば最高ですが、最悪良く洗った空缶をハサミで切って底の方だけを使えば金属製の容器として代用も出来ますね。
そこに混合したいMETHODのウレア3グリスを自身のお好みで適量入れてください。
まぁ普通はDELTAとTHETAとかALPHAとTHETAなど2種類の混合だとは思いますが。
それを金属や樹脂のスプーンなどで掻き混ぜて混合させるのですが、これを5分程度適当に混ぜ合せた後でサランラップをかけてホコリなどが入らない様にします。
それを今時期ならコタツの中とかファンヒーターの前とか、およそ40度から最高でも60度位になる場所で少し温めます。
目安としては手で持てない訳ではないけど結構熱いなと感じるくらい。
でも決して直火ではやらないでくださいね。
そして上記の熱さ目安になったところでサランラップを取ってから再度良く掻き混ぜるのですが、熱に寄ってグリスが少し軟化している事で混ぜ合わせが非常に楽になり、また配合されている特にグリスには最重要となる極圧添加剤の反応が促進されます。
これを必ず室温で常温まで冷ませば完成です。
お好みのフタ付き容器などへ入れておけばオリジナルで混合カスタムしたMETHODのウレア系グリスが完成します。
今回はMETHODのウレア3グリスについてなんですが、先ずは基本的にウレア系グリスと言う素材について。
ウレア系グリスとしてBOREDのMETHODが生産している物はモノアミンとモノイソシアネートと言う原料に油分を反応させて生産される正確にはジウレアと言う成分になるのですが、この辺の難しい所は書いたところで意味も無いし理解したところで何?と言う事もあるのでハショリます。
で、一般的に皆さんが良く目にするグリスとしてリチウム系グリスが多いとは思いますが、その市場の多くを占めるリチウム系グリスとMETHODのウレア系グリスとでは一体何か違うのか?と言う特徴や利点についてはBORED STOREの製品ページを見て貰えれば分かるので、今回は逆に何故リチウム系グリスではダメなのか?って事を書きたいと思います。
リチウム系グリスの場合は特に熱と水、これらに対しリチウムの成分として元々弱い事があり、その為に多くの油分と添加剤を配合して個々の特性を向上させなければ実用出来ません。
それに対しウレア系グリスはグリス本来の成分自体が熱や水に対して非常に強く、物が動く時に発生する摺動や衝撃などの機械的特性もウレア系グリスの方が成分として耐久性に優れていると言う事があります。
特にフィッシングやサイクルなどにおけるホビーユースの場合は、グリスにおいて潤滑性を求めると言うよりも保護を目的とする耐久性を求めるニーズが多く、潤滑はオイルにやらせれば良い事もありMETHODのウレア3グリスについてはその点を最優先したと言う事です。
そしてウレア系グリスはリチウム系グリスとは異なり、特に金属に対して強固に付着する特性を持っている為、摺動や衝撃などの物理的状況下においても油膜寿命が長く耐久性に優れていると言う点もあります。
つまり現時点において成分ベースで言えばリチウム系グリスはウレア系グリスに何も勝つ事が出来ない。
いや、唯一ウレア系グリスが負けている点と言えば価格の問題くらいでしょう。
ホームセンター行けば400gのジャバラカートリッジで198円なんてリチウム系グリスを買う事も出来ますが、ウレア系グリスは安くても80gで300円とか400円とか、そんな価格差が生じてしまいます。
さて、本題に戻ります。
今回METHODのウレア3グリスとして高粘度のDELTA、中粘度のALPHA、低粘度のTHETAと3ラインナップが完成したのはTHETAの発売による昨年末の事ですが、これらは共通して基油となるベースオイルをはじめ極圧添加剤や粘弾性添加剤など各種添加剤も全て同一成分を使用しています。
そこでBOREDが2003年の立ち上げ以来オリジナルとして推奨して来たオイルやグリスの混合カスタムへも当然応用する事が出来るのですが、このウレア3グリスについては混合カスタムする際に非常に簡単で正確な混合の仕方があります。
先ず前提として割合を正確に決めたい場合はキッチンスケールなどを使用して重量で計算してもらえば良いのですが、もっと簡単に感覚で割合を決める人の方が多いかもしれませんね。
ま、いずれの場合でも先ず金属製の容器を一つ用意してみてください。
塗料用の調色カップなどがあれば最高ですが、最悪良く洗った空缶をハサミで切って底の方だけを使えば金属製の容器として代用も出来ますね。
そこに混合したいMETHODのウレア3グリスを自身のお好みで適量入れてください。
まぁ普通はDELTAとTHETAとかALPHAとTHETAなど2種類の混合だとは思いますが。
それを金属や樹脂のスプーンなどで掻き混ぜて混合させるのですが、これを5分程度適当に混ぜ合せた後でサランラップをかけてホコリなどが入らない様にします。
それを今時期ならコタツの中とかファンヒーターの前とか、およそ40度から最高でも60度位になる場所で少し温めます。
目安としては手で持てない訳ではないけど結構熱いなと感じるくらい。
でも決して直火ではやらないでくださいね。
そして上記の熱さ目安になったところでサランラップを取ってから再度良く掻き混ぜるのですが、熱に寄ってグリスが少し軟化している事で混ぜ合わせが非常に楽になり、また配合されている特にグリスには最重要となる極圧添加剤の反応が促進されます。
これを必ず室温で常温まで冷ませば完成です。
お好みのフタ付き容器などへ入れておけばオリジナルで混合カスタムしたMETHODのウレア系グリスが完成します。
ちなみにMETHODのオイル同士においてもこの方法で簡単で正確な混合カスタムが出来ます。
この混合カスタムで出来たグリスは誰にも真似出来ない自分だけのオリジナルになるので、例えばこのリールのメインギアにはパターン1で、こっちのリールのメインギアにはパターン2など、メインギアに使われている金属の種類や歯数などに応じた使い方が出来ると言う訳です。
グリスの規格として正確には粘度とは呼ばず「ちょう度」と呼ぶのですが、高粘度のDELTA、中粘度のALPHA、低粘度のTHETAは規格として順に2号、1号、0号となっています。
なので単純にDELTAとALPHAを同比率で混合すれば「ちょう度」は1.5号になる訳ですが、実際の「ちょう度」規格は準じた機械による測定があります。
余談ですが、その測定方法も範囲内で多少の幅があったり、成分的な質感の違いもあるので数値と感触がどの成分でも一致する訳ではありません。
と言う事で、現在各地コロナ禍でもあり真冬と言う事で各種アクティビティにおいてもオフシーズンが多いとは思いますが、これら裏技を使って日頃出来ない徹底的なメンテナンスや混合カスタムを用いたケミカルチューニングなど、ゼヒ色々とお試し頂ければと思います。
メーカー純正とは異なるフィーリングを求めるにはオイルやグリスで実現するのが最も安易で安価な方法です。
あらゆるホビーユースにオーバースペックに対応しているBOREDのMETHOD製品をゼヒ。
グリスの規格として正確には粘度とは呼ばず「ちょう度」と呼ぶのですが、高粘度のDELTA、中粘度のALPHA、低粘度のTHETAは規格として順に2号、1号、0号となっています。
なので単純にDELTAとALPHAを同比率で混合すれば「ちょう度」は1.5号になる訳ですが、実際の「ちょう度」規格は準じた機械による測定があります。
余談ですが、その測定方法も範囲内で多少の幅があったり、成分的な質感の違いもあるので数値と感触がどの成分でも一致する訳ではありません。
と言う事で、現在各地コロナ禍でもあり真冬と言う事で各種アクティビティにおいてもオフシーズンが多いとは思いますが、これら裏技を使って日頃出来ない徹底的なメンテナンスや混合カスタムを用いたケミカルチューニングなど、ゼヒ色々とお試し頂ければと思います。
メーカー純正とは異なるフィーリングを求めるにはオイルやグリスで実現するのが最も安易で安価な方法です。
あらゆるホビーユースにオーバースペックに対応しているBOREDのMETHOD製品をゼヒ。
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