検索したいワードを入力ください。

2020年10月15日木曜日

記事。

また有り難い事に釣系YouTuberの空蘭々さんが BOREDのMETHODオイル&グリスを使ったリールメンテナンス動画を前編と後編の2回に分けてご紹介してくれました。
まぁ作り手から言えば常識の範囲内であればどこにどんな使い方をして貰っても問題は無く、各個人での好みも有る訳なのでユーザー自身がメンテナンスする場合には色々と試してみて自分のベストを探してくださいと。
但し唯一METHODが推奨と言うか最適と言い切っていないパーツにドラグがあります。
個人的にはドラグを一切使用しないと言う事もありますが、ドラグだけはハードであるリールとソフトであるケミカルが同一意見でないとダメなんじゃないかと思っているからなんです。
その位に曖昧であり死後で言えばファジーな部分でもあります。
つまりは開発したメーカーが推奨する純正を使っておくのが無難ですよって事に逃げているのが本音です。
ついでに言うとスピニングを例に挙げればザックリと、トラウトに1000番、バスに2500番、サーフに5000番、ジギングに10000番を使い分けたとするならドラググリスもある程度の範囲内でバリエーション化しなければ嘘でしょ?
BOREDのMETHODならギアやベアリングなどには元々サイクルユースまでを見込んでいる対応範囲から全くのオーバースペックとして安心して使って貰えるんですが、ドラグは先の様に対象とするリールの番手から始まり、対象魚、ライン、ロッド、後はアングラーのスキルまでもが影響する訳です。
なので正直言って全然分かりません。
それを数種類のバリエーションで全て完璧に対応出来ると言うならば「はぁ?」とは思いますね。
物理的に考えたって大は小を兼ねないのがドラグでしょ?
要するに極端に言えばトラウト向けドラググリスをヒラマサ用タックルに使って正常な訳が無い。
だからやらないんですMETHODでは。
但しザックリと、トラウト、バス、シーバス、ライギョ位なら現状のMETHODグリス達でも余裕で対応出来るし、そんなに悪い印象は与えない自負はあります。
更には塗布する量などでも調整が出来るので、厳密には「超何々」用で無い汎用には対応出来ると思います。
また同類の別件ですが、空蘭々さんの投稿コメント欄にもありました様に、釣具メーカーはワンウェイにグリスを推奨しているとの事ですが、そのワンウェイ自体は釣具メーカーが作っている訳じゃなくて、所謂ベアリングメーカーが作っている規格品を使用と言うか流用しています。
で、そのベアリングメーカーではワンウェイにはオイルを推奨しているんですね。
全てのメーカーかどうかは知りませんが。
ちょっと某国内大手ベアリングメーカーとは付き合いがあるもんで当然ワンウェイについては色々と聞いてみたんですが、リールに使われている様な規格サイズであればオイルの使用が適正で、更にはベアリングメーカーがオイルのメーカーや製品まで指定されている場合もあります。
まぁカム構造を理解していれば粘度の関係で汎用グリスの使用は確実に有り得ない話だと思いますが。
つまりワンウェイ内のカムが作動してニードルベアリングがスペースに収まった後、今度は戻ろうとする際にグリスや高粘度オイルでは粘性が邪魔をしてニードルベアリングがレスポンス良く戻る事が出来なくなります。
メーカーとしては負荷の大きいニードルベアリングの極圧や摩擦を低減させたいと言う理由で、自社のオイルでは対応出来ないから性能だからグリスを指定しているんだと思うんです。
だからこそCHIMERAオイルの開発にはかなり慎重に時間もテストもかけた訳です。
と言った事でドラグとワンウェイ、両者共にリールにおいては特殊なパーツではありますが、そこをターゲットに出来る場合と出来ない場合が有るって言う判断が、現在のMETHODオイル&グリスのバリエーションに反映されていますと言う事。
この辺りを念頭に置いてもらってMETHOD製品それぞれの特徴を確認した上で「摩擦が多そうだからコレ」とか「軽く回転させたいからコレ」などのフィーリングを元に色々と試してみて欲しいと言うのがMETHOD製品です。
メーカー指定の様に明確に「ココにはコレ」って言い切ってしまうのは以前から変わらず全くのナンセンスでしかなく、極論は「死ね」って言われたら死ぬのかって言う低次元の例と同じ。
純正のその先にある更なる性能を求める場合と性能を特化させる場合においてMETHOD製品はバリエーション化し存在している訳なので。
そこのところよろすぃく。

0 件のコメント:

コメントを投稿