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2019年9月19日木曜日

記事。

アイデアは有ってもフィールドを経験していなければ意味は無い。
経験って言っても一度か二度の経験は当然ながら経験と呼ばず、四季織々を様々な場所でとなると数年間必要となり、そうでなければ本来の経験とは言えないでしょう。
ある程度の大人になって来ると机上の判断が大きく間違っていない、つまり無難と言うところで納得しチャレンジをしなくなる訳です。
よくありがちなのは「昔からやっているから…」や「若いころに…」みたいな逃げ口上を吹かれ、いざ頼んでみると本当にビックリするくらい無難でつまらない物が出来上がって来たり、最新の素材を見せると「はいはいこれね…」的なベテランっぷりを発揮して研究しようともしない。
これだけ市場に物が溢れている現在で、チャレンジの無いガレージメーカー製品に魅力はあるのか?
もちろん大手のマスプロ製品なら無難を選ぶ事にも納得は出来ますが、BOREDしかりガレージメーカー規模が無難な製品を作ってどうすんだと。
自分が数年前に手に入れたNORTH FACEのヒマラヤンパーカと言う最強ダウンジャケット。
当初これを着て街中を歩いていると、知り合いから「やり過ぎw」とか「どこ行くの?」と何度言われた事か。
それが今やあらゆるアウトドアメーカーが恥ずかしい位にヒマラヤンパーカ風の極厚ダウンジャケットをパクり発売している時代。
もうホントに恥ずかしい位に似せて来ていて、一部ヨーロッパのアウトドアメーカーなんかはオリジナル路線での最強ダウンジャケットを展開していますが、それら以外はまぁホントにクソダサい。
つまり大手のマスプロメーカーであればラインナップ中にと言うか、本気度別に各種のグレードを設けているからピーキーな製品も存在しているのは納得出来ますが、それに倣えと同じ様な製品をご丁寧にソレらしいウンチクまで書き添えてよくもまぁ。
某中華と同じですよ。
更にそれが一部のファストブランドなんかまで派生して来たりして、もう何が何だか分からない始末。
ルアーも一緒、カーボンホイールも一緒、キャンプグッズも一緒。
これだから日本人はつまらない物しか作れない訳です。
軽さに拘るとか強さに拘るとか専用に拘るとか、せめてこれらに拘らなければ見た目だけならどれも一緒で売れたら本望、その割に特許だの商標だのにはうるさくて。
Amazonを儲けさせるだけの事。
本気でクリエイトしなきゃと感じた一年前よりターゲットイメージをタクティカルに絞った事で、一気にイメージが固まりようやく完成したVITALのNEST。
こんな多機能なのにフザけた製品なので思う様には売れません。
それで良いの、ヒマラヤンパーカなの。
時代がフロッグから遠ざかっていったとしても、例え年に数個しか売れなくても、絶対に作り続けると決めた完全オリジナル。
こいつを土台に更なるアイテム生産を続け、いつの日にか「こんな馬鹿みたいな製品作ってるメーカーてどこ?」って。
それがBOREDのVITALが始めた事であれば良いんです。
METHODのオイルもそうだけど、何がオリジナルかはユーザーの皆が知っているでしょ?

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