このDARKSIDEBOREDではメーカーオフィシャルとしては大きな声で言い難い製品の裏技なんかもご紹介して行くつもりです。
本家のBORED BLOGはあくまでも表向きのマニュアル的なアナウンスをメインとしますが、このDARKSIDEBOREDは本家とは異なるメーカーならではの裏技や使い方もお伝え出来ればと思っています。
あ、もちろんあくまでも自己責任の上ですよ。
先ず一発目はBOREDの代名詞としてMETHODのBLOODY SYNTHETIC LUBRICANT REVISEDことBSLRの裏技について。
このBSLRは配合比順にポリアルファオレフィン合成油、エステルコンプレックス化学合成油、特殊防錆添加化合物、極圧添加剤、粘弾性添加剤と5種類もの合成油と添加剤を惜しげも無く使用した、真のマルチパーパスオイルとなります。
主成分のポリアルファオレフィン合成油にエステルコンプレックス化学合成油を配合する方式はもはや高級オイルの定番手法となるのですが、それはそれぞれのネガティブ要素を打ち消し合って相殺出来る特性からの事であり、ポリアルファオレフィン合成油単体またはエステルコンプレックス化学合成油単体で使うよりも突出していないと言うか、あらゆる用途を想定したマルチパーパスならではの配慮と言う事で採用しています。
それに加えた各種添加剤はもう市販他社製品の2倍以上の高濃度として配合し、特に特殊防錆添加化合物においては全体のおよそ30%の高配合となります。
海水よりも塩分濃度の高い塩水噴霧テストでは200時間以上も錆の発生は皆無で、しかも触るとシッカリと油膜も維持されていると言う、もうホントに過去のBLOODY史上で最強のオイルなんです。
その驚異的な性能として、BSLRは合成油の化学的吸着と粘弾性添加剤の物理的吸着に加え上記の特殊防錆添加化合物に配合された簡単に言うとワックスの様な成分も配合されています。
BSLRとHYDRAを除く他のMETHODオイルだけでも最強油膜と自負していますが、BSLRとHYDRAにおいては例えばプラスティックやガラスなど、本来オイルが吸着しない物にも極薄の被膜を生成する事が出来る画期的な製品なんです。
これは分子レベルの話では無いので実際に皆さんでも目視で確認出来ると思います。
実はこれ本家のBORED BLOGでもBORED STOREでもお伝えしていない事なんです。
なので、もちろん使用対象物は脱脂洗浄された状態また油分を除去した新品を推奨しますが、サイクルユースもフィッシングユースも問わず、ベアリングでもチェーンでもギアでも、注油すると言うよりもビニール袋やポリ容器などに入れドブ浸けした状態で完全にオイルが行き渡る様にしてやる。
その後直ぐに不要なオイルが流れ出るのを待ってから、ウエスなどで軽く表面を拭き取って更に20分~30分くらい不要なオイルが流れ出るのを待ってから組付を行う。
これだけで注油するよりも効率的に細部や内側まで被膜が生成される事で、油膜の寿命を大幅に伸ばす事が出来るんです。
これは実際に表面へ注油した場合と比較して貰えれば一目瞭然です。
なので、決して安価なオイルではありませんが、100円ショップなどで専用の広口ポリエチレン容器(所謂タッパーやジップロック)なんかを買って来て使用すれば無く再度使用する事も出来るので、結果的に油膜寿命ベースで行けばランニングコストは良い事になります。
自転車のチェーンなんかでもビニール袋に入れて使用するならBSLRを1本で賄えますよ。
と言う事でBSLRとHYDRAは注油するよりもドブ浸けが絶対にお勧めとして、お金持ちユーザーは2本買い3本買いしても結果的に後のメンテナンス頻度やパーツ寿命が延びると言う意味で安く感じるかもしれませんね。
貧乏ユーザーはまず1本から小さなパーツでお試しください。
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