先日も本家のBORED BLOGやSNSに記載した通り、METHODの4ウレアグリスDELTA、ALPHA、THETA、OMEGAの特徴を簡単に説明しました。
ちゃんと読んでくれました?
基本的に高粘度のDELTAと超低粘度のOMEGAについて触れていますが、これは両者の粘度と粘性が比較的極端な位置に当たるからです。
当初、DELTAグリスはソルトウォーターのオフショアでジギングやキャスティング用途に対応出来る物としてスタートし、グリスは廃盤製品のLDGやTHGの後継としてアップグレードさせた物となります。
但し、先日の記載にもある様に、摩擦や荷重に対する油膜の存在を示す極圧性と言う項目においてはいずれの4製品共に殆ど同等と言う点が大きな特徴で、明らかに粘度は異なりながらも使用対象を選ばずにディフェンス出来ると言う。
なので仮にセレクトし間違えたかな?と言う使い方であっても、その使用したパーツに致命傷を与える心配は無く、もちろん物理的な理由は別として化学的な理由としては問題無く使用出来ると言う事になります。
これは決してフィッシングだけで無く、サイクルにおいても全く同様です。
特にサイクルにおいては車体と人体の重量として約100kg以下?の重量が場合によっては時速70kmで走行したり、同じく高さ5mから落下したりなど、通常走行とは別次元も想定内に入れなくてはなりません。
この別次元で起こる重力や荷重においても油膜がキチンと残り、それがディフェンスしてくれないと困る訳です。
これらは勿論実用でテストした事での製品化ではありますが、ちゃんとした?プロショップのメカニックが見れば簡単に判断してもらえるんですね。
そう言った使用範囲の広さをBOREDではオーバースペックと謳っていて、推奨はしませんが仮に原付バイクやエンジン船外機に使用したとしても何ら問題は発生しないはずです。
その位「許容」を広く大きく確保してありますが、BOREDがそれらの専門では無い為に使用対象としては推奨していないだけの事でして。
とにかく巷の「良く回る」や「良く飛ぶ」などはもうメーカーの謳い文句一つな訳で、意味の無い動画を見たユーザーがそう感じればそれが正解なんですよ。
でも極圧性や油膜性は故障や破損に直結する項目なのでゴマカシが効かない。
だからこそベースオイルからオリジナルで特注生産し、使用する各種添加剤も一部は特注で他は油脂メーカーが材料ベースとして使う完全な業務用を使う必要がある訳です。
テフロンを入れて溶剤で粘度を下げた安価な鉱物油に色を付けてね、高回転高潤滑って。
それなら明日にでも製品化出来ますわ。
ま、基本が違うって事は2003年からのヘビーユーザーやディーラーには承知の事ですよね。
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