ホントかなり多く存在している所謂リールメンテナンスサービス。
メンテナンスやオーバーホールを主体としている「リールの修理屋さん」て事ですが、以前にもお伝えした様に複数メーカーのオイルやグリスを同一機種内で使用しているリールメンテナンスサービスには要注意です。
例えば1台のベイトリールの作業において、各所のベアリングにはBOREDのMETHODオイルを使用しているのに、ドライブギアには他社のグリスを使用しているとか。
これ油脂業界で言えばセオリーを一切無視している行為でして。
特にフィッシングリールやサイクルなどホビー分野においては結構スルーされがち。
で、BOREDのMETHOD製品で言えば防錆添加剤は基本的に2種類しか使用していなくて、その2種類の内1種類のMETHODオリジナル耐水防錆添加剤は、もう一方の防錆添加剤で使用している成分を含んだ上での2種類と言う事で、実質的に1種類と認識出来る添加剤です。
そして業界でEP剤やFM剤と呼ばれる極圧添加剤や摩擦調整剤においては凄くシビアでして、これまたBOREDのMETHOD製品で言うと2種類を使用していて、どちらもベースとなる材料の成分は共通なんですが、それにもう一つ別の材料を加えて有るか無いかの違いだけ。
なのでこれも実質大元の材料として配合されている主成分は共通しています。
しかもオイルもグリスも使用している添加剤は同一。
だから成分ベースでバッティングしようがない。
けれど他社製品の様にHPなどには抽象的な書き方のフレーズしかない物とか、明確に何を成分とした添加剤か記載の無い場合、他社同士を同一機種内で使用するとバッティングを起こす場合があります。
特に目に見えないレベルで金属の表面に被膜を生成するEP剤やFM剤こと極圧添加剤や摩擦調整剤においては、結構な割合でバッティングする場合もあって、近年では右向け右で配合されまくっているPTEFことフッ素樹脂なんかにおいては固形物なので凄く厄介。
1シーズンだけ様子を見て大丈夫だったからって言うレベルじゃバッティングの良し悪しは分かりませんからね。
なので基本的にシマノやダイワの様にリールメーカーが純正としてラインナップしている場合ならそれを使う事でも良いと思います。
全く否定はしません。
けれどそのリールメーカー純正から一歩先を行く何か?付加価値を求める場合にはBOREDの様なサードパーティーメーカーの出番となる訳ですが、その場合は必ずBOREDのMETHOD製品だけでメンテナンスをして欲しいと言う事。
だからこそのオイル7ラインナップとグリス5ラインナップと言う事。
また、実際に名前は出せませんけど恐らく粘度を調整する目的でオイル中に溶剤(またはグループ1の鉱物油)を使用している他社メーカーも数社確認していて、この場合はライターで火を点けると一瞬で引火する事ですぐに分かるんですが、そんな溶剤が他の箇所に流れて付着すればどうなるか?
言わずもがなです。
他の箇所で使用しているオイルやグリスが流されたり侵されたりする懸念が生じます。
そーゆー点で言ってもHPに成分がキチンと書いていないオイルやグリスは恐くて使う気になりません。
参考までにドラググリスなどで使用するシリコングリスはシリコンなので厳密には油脂では無い事から問題が起こり難いです。
なのでせめてリールのボディ内においては必ず同一メーカーの物が使用されている事、ハンドルノブなどボディから物理的に離れ干渉しないであろうパーツは問題ありませんので。
これだけはチェックしておいてください。
あと、リールメンテナンスサービスのオリジナル?扱いで使用されているオイルやグリスの中には塩素系を使用している物も多々見られますので要注意。
塩素系は発熱して揮発したガスが所謂ダイオキシンに繋がる物として、今や工業用オイル全般においても極力使わない方向となっていまして、実際に海外においては塩素系は輸入対象外となっている国もあるほどです。
それをこのご時世に敢えて使う意味があるのか?と。
まぁ非常に安価で優れた極圧性を示すもんで使いたがるんでしょうけど、本来はブルドーザーやショベルカーの関節部とか、そんなレベルでの用途が多いので精密な物に対して普通は使いません。
別に塩素系じゃなくて良いし。
例えば他社オイルの成分に硫黄系、有機モリブデン、二硫化モリブデン、硫化チタン、PTFE(フッ素)と書いてある物なら大丈夫ですが、逆に何も書いていないのに「優れた耐摩耗性」みたいなオイルは殆どが塩素系を使用していると思います。
あとはシンプルに「塩素無使用」とか「塩素フリー」と書いていれば問題無し。
で、上で例えた極圧添加剤の内で硫黄系と有機モリブデンだけが液体で、二硫化モリブデン、硫化チタン、PTFE(フッ素)は固形の添加剤となるのでコチラもBORED的には基本無しな方向です。
なのでリールメンテナンスにおいてはMETHODお取り扱いDEALERのフィッシング関連各店か、BOREDのサンプルテストなどを実釣&実用でお願いしている助っ人のNeCoSanをゼヒご利用ください。
あ、そして只今新年一発目の在庫補充生産を開始しているMETHODオイル&グリスですが、製品ラベルの入荷が遅れている事でちょっと生産順序の予定に狂いが生じましたので、先ずは欠品を回避出来る程度の在庫を本日付けで更新してあります。
引き続きのお買い求めはMETHODお取り扱いDEALERまたはBORED STOREをゼヒご利用くださいませ。
メンテナンスやオーバーホールを主体としている「リールの修理屋さん」て事ですが、以前にもお伝えした様に複数メーカーのオイルやグリスを同一機種内で使用しているリールメンテナンスサービスには要注意です。
例えば1台のベイトリールの作業において、各所のベアリングにはBOREDのMETHODオイルを使用しているのに、ドライブギアには他社のグリスを使用しているとか。
これ油脂業界で言えばセオリーを一切無視している行為でして。
特にフィッシングリールやサイクルなどホビー分野においては結構スルーされがち。
で、BOREDのMETHOD製品で言えば防錆添加剤は基本的に2種類しか使用していなくて、その2種類の内1種類のMETHODオリジナル耐水防錆添加剤は、もう一方の防錆添加剤で使用している成分を含んだ上での2種類と言う事で、実質的に1種類と認識出来る添加剤です。
そして業界でEP剤やFM剤と呼ばれる極圧添加剤や摩擦調整剤においては凄くシビアでして、これまたBOREDのMETHOD製品で言うと2種類を使用していて、どちらもベースとなる材料の成分は共通なんですが、それにもう一つ別の材料を加えて有るか無いかの違いだけ。
なのでこれも実質大元の材料として配合されている主成分は共通しています。
しかもオイルもグリスも使用している添加剤は同一。
だから成分ベースでバッティングしようがない。
けれど他社製品の様にHPなどには抽象的な書き方のフレーズしかない物とか、明確に何を成分とした添加剤か記載の無い場合、他社同士を同一機種内で使用するとバッティングを起こす場合があります。
特に目に見えないレベルで金属の表面に被膜を生成するEP剤やFM剤こと極圧添加剤や摩擦調整剤においては、結構な割合でバッティングする場合もあって、近年では右向け右で配合されまくっているPTEFことフッ素樹脂なんかにおいては固形物なので凄く厄介。
1シーズンだけ様子を見て大丈夫だったからって言うレベルじゃバッティングの良し悪しは分かりませんからね。
なので基本的にシマノやダイワの様にリールメーカーが純正としてラインナップしている場合ならそれを使う事でも良いと思います。
全く否定はしません。
けれどそのリールメーカー純正から一歩先を行く何か?付加価値を求める場合にはBOREDの様なサードパーティーメーカーの出番となる訳ですが、その場合は必ずBOREDのMETHOD製品だけでメンテナンスをして欲しいと言う事。
だからこそのオイル7ラインナップとグリス5ラインナップと言う事。
また、実際に名前は出せませんけど恐らく粘度を調整する目的でオイル中に溶剤(またはグループ1の鉱物油)を使用している他社メーカーも数社確認していて、この場合はライターで火を点けると一瞬で引火する事ですぐに分かるんですが、そんな溶剤が他の箇所に流れて付着すればどうなるか?
言わずもがなです。
他の箇所で使用しているオイルやグリスが流されたり侵されたりする懸念が生じます。
そーゆー点で言ってもHPに成分がキチンと書いていないオイルやグリスは恐くて使う気になりません。
参考までにドラググリスなどで使用するシリコングリスはシリコンなので厳密には油脂では無い事から問題が起こり難いです。
なのでせめてリールのボディ内においては必ず同一メーカーの物が使用されている事、ハンドルノブなどボディから物理的に離れ干渉しないであろうパーツは問題ありませんので。
これだけはチェックしておいてください。
あと、リールメンテナンスサービスのオリジナル?扱いで使用されているオイルやグリスの中には塩素系を使用している物も多々見られますので要注意。
塩素系は発熱して揮発したガスが所謂ダイオキシンに繋がる物として、今や工業用オイル全般においても極力使わない方向となっていまして、実際に海外においては塩素系は輸入対象外となっている国もあるほどです。
それをこのご時世に敢えて使う意味があるのか?と。
まぁ非常に安価で優れた極圧性を示すもんで使いたがるんでしょうけど、本来はブルドーザーやショベルカーの関節部とか、そんなレベルでの用途が多いので精密な物に対して普通は使いません。
別に塩素系じゃなくて良いし。
例えば他社オイルの成分に硫黄系、有機モリブデン、二硫化モリブデン、硫化チタン、PTFE(フッ素)と書いてある物なら大丈夫ですが、逆に何も書いていないのに「優れた耐摩耗性」みたいなオイルは殆どが塩素系を使用していると思います。
あとはシンプルに「塩素無使用」とか「塩素フリー」と書いていれば問題無し。
で、上で例えた極圧添加剤の内で硫黄系と有機モリブデンだけが液体で、二硫化モリブデン、硫化チタン、PTFE(フッ素)は固形の添加剤となるのでコチラもBORED的には基本無しな方向です。
なのでリールメンテナンスにおいてはMETHODお取り扱いDEALERのフィッシング関連各店か、BOREDのサンプルテストなどを実釣&実用でお願いしている助っ人のNeCoSanをゼヒご利用ください。
あ、そして只今新年一発目の在庫補充生産を開始しているMETHODオイル&グリスですが、製品ラベルの入荷が遅れている事でちょっと生産順序の予定に狂いが生じましたので、先ずは欠品を回避出来る程度の在庫を本日付けで更新してあります。
引き続きのお買い求めはMETHODお取り扱いDEALERまたはBORED STOREをゼヒご利用くださいませ。
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