本家のBORED BLOGやらSNSやらでもアナウンスしましたとおり、先ほどMETHOD新製品オイルCHIMERAの先行受注を開始しました。
開始早々から特にMETHODお取り扱いDEALERより多数のご注文が殺到すると言う勢いですが、調子に乗って勘違いしない様に気を付けます。
今回のCHIMERA(キメラ)はポジションとしてどーなの?って話もあると思うんですが、METHODバリエーションの中でも色々な見方が出来まして。
先ず同じエステル化学合成油100%の材料同士と言う事ではLIGHT DUTYオイルとの比較となりますが、LIGHT DUTYオイルは非常にシルキーかつオイリーな感触を目指していまして、また極圧性も高くサイクルユースをメインターゲットにしているだけあって化学吸着効果と物理吸着効果がバランス良く取れた正にオイルらしいオイルと自負しています。
一方今回のCHIMERAオイルは同じエステル化学合成100%ながらもサッパリとした感触で設計し、粘弾性添加剤の類は一切使用していない為に化学吸着効果だけに頼ったオイルと言う事になります。
その分当然ながらサッパリとした感触にはなるのですが、同じエステルでもベースオイルの種類が異なる事や各種添加剤が異なる事でキレの良いイメージとなっています。
個人的なイメージではこれこそエステルって感触です。
そして近い粘度としてはCHIMERAオイルよりもワンランク低粘度にGOLYATオイルがありますが、これは主成分となるベースオイルが異なる為にべースオイルだけの時点で極圧性や油膜性が異なって来ますし、あとは目に見て粘度の差は分かるでしょう。
つまりフィッシングやスケートボードをメインターゲットにしている比較的低荷重なKRAKENオイル、GOLYATオイル、HYDRAオイルの超低粘度シリーズよりも、ワンランク上の中荷重?を意識した数値と粘度となる訳です。
市販オイルの中で言えばこのCHIMERAオイルも十分な超低粘度となるんですが、あくまでもBOREDのMETHODオイルラインナップ中で言うと低粘度となり、スライドしてLIGHT DUTYが実質は中粘度と言う事になりますね。
まぁグリスと違ってオイルの場合は液体と言う事もあるので、使用する対象物の精度や構成などによりオイル寿命が左右される事が多い事は常識中の常識ですが、CHIMERAオイルは単体の油膜寿命だけで言えばMETHOD史上で一番となる品質です。
今年の初めにベースオイルを何にしようか動き始めた際に、ターゲットとなるMIL-SPECの航空機用オイルがすこぶる調子良くて、そのオイルのイメージが頭から離れなかった事があり、それならばそのMIL-SPECオイルを超える物を作れば良いんじゃないかと。
MIL-SPECの数値は公開されているんですが海外と国内では判断する基準数値の一部に違いがある為に部分的には予測?でしか数値を得る事が出来なくて、結局はべースオイルが同じくエステルだと言う事なので左右させる性能は添加剤に求める点はどのオイルでも一緒。
まぁ同じ種類のエステルかどうかは不明ですが。
でもね、結局出来上がったサンプルは良いんじゃないのってレベルになりまして、数値をクリアしたならば今度は実際の使用でと言う事で、METHODお取り扱いDEALERの数ショップへお願いをしてAかBかどちらが良いですか?って最終的なサンプルを送付してみました。
てってれー、全てのショップが同じ回答、いや1ショップだけ未回答ですが。
まぁ自分と同じ意見なので良かった。
但しサンプルはあくまでもスモールスケールでの物につき実際は僅かに製品と違って来る訳で、そこから量産ベースとして添加剤の配合量を微調整して現在に至ると言う事なんです。
それにしても所謂ワンウェイをメインターゲットにするなんてニッチな所を攻めてみましたが、あくまでもオイルの使用用途は推奨であり、その他の使用用途においても全然問題無く使用出来る点は他のオイルもグリスも同様です。
以後はユーザーからの勝手なインプレなどにも期待して更には鬼の様に宣伝しまくってくださいね。
壊れてしまったG-SHOCKの代わりとなる遊び用&仕事用の時計を今日注文しちゃったので、その代金だけも早く回収したいと言うお粗末な事情もありまして。
よろしくでーす。
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