そりゃね、皆さん商売も金儲けも重要なのは分かりますけどね、だけど余りにも高額過ぎるコロナ便乗商売を見ていると悲しい気持ちと言うか情けない気持ちになりますね。
しかもその便乗商売がコチラにも影響して来たりすると怒りに変わって行く訳ですが、2月から不定期でアナウンスしています様にBOREDのVITAL主力製品であるWRシリーズが容器の入荷未定状況によりもう3ヶ月も欠品となっています。
それならば大容量SIZEでも作ろうかと色々と提携業者を当たっていたのですが、先ずポリ容器の1Lや2Lは順調では無いがなんとか不定期に入手が可能と言う回答、でVITALオリジナル撥水成分の特注生産はもちろん納期2週間ほどで生産可能といつもの回答、で問題はそれを希釈する溶剤として使用しているイソプロパノールと言うアルコールの一種がまさかの欠品続き。
本来薬局などで売られている消毒剤としてのアルコールはエタノールが主成分なんですが、まさか工業用のイソプロパノールまでも準じて欠品とは。
つまりイソプロパノールは水で希釈すると一応アルコール消毒剤としても使用が可能となりまして、例えば注射する前に脱脂綿に染み込ませてあるアレがそうなんですが、でも本来は脱脂用途としてクリーナーなんかに使われる事が殆どで、人体に使用するには吸引による中毒性がエタノールよりも高い事から敬遠されがちなはずなんですけどね。
まぁ通常の換気をしていて顔の目の前で吸い込まなければ特に問題は無いんですが。
要するに人体に使用するならエタノール、工業製品に使用するならイソプロパノールって棲み分けが普通なんです。
それがもう今回のコロナ騒動で「除菌出来るなら何でもいいや」的な事になっている様で、ちょっと業者もビックリしている様でした。
で、毎月注文していた流れから少し上から目線で「ウチの分は入って来ないのか?」と聞くと、今のところ工場はフル稼働しているが納期は未定との回答。
容器はOK撥水剤原液はOKなのに揮発目的としてある意味どーでも良い溶剤が無いなんて。
もちろん溶剤なら何でも良いって事では無いのでシンナーやアセトンなんかの溶剤は使用不可なんです。
ならばとAmazonやら楽天なんかで探してみると恐ろしい事に欠品続きで、在庫があるとしても18Lの一斗缶で24000円とか、良心的なところでも6000円とか。
ちなみにBOREDは業者契約で18Lの一斗缶なら3000円代で仕入れていたんですよ。
でもこれだと本来の仕事としてメインで使用している業種なんかは本当に困っているだろうと。
例えば光学機器のメンテナンスなんかは脱脂用として絶対に必要なはずだし、グラスやカーボンなんかの樹脂成型業も脱脂用途や希釈用途として必要なはず、あとは医薬品の製造とか試薬としての洗浄なんかにも必要で、これらの業種においては自分が知らないところで廃業や窮地に追い込まれているかもしれないし、最低限間違い無く影響がゼロって事は無いはず。
除菌や消毒なら次亜塩素酸水で良いじゃない?と思うんですが、やはり何となくサッパリとした脱脂を伴うアルコール特有の消毒感?は一般的に根強い人気なんでしょうね。
しかも次亜塩素酸水においても200ppmなんて低濃度でも数千円なんてザラに存在していますからね、もうどれを信じて良いのか分からない状況だと思います。
そんな訳でなんとか6月~7月の梅雨入りまでにはWRシリーズを生産したいって方向で動いているのですが、容器だけで無くイソプロパノールまでもそんな状況では見込みも薄くなりそうです。
ホントにどーしましょ?
0 件のコメント:
コメントを投稿