以前もどっかで言いましたけど、もう一度言いますよ。
一応17年目に突入した実績もありますので再度偉そうに言わせてもらいますが、何々用とされているオイルやグリスなんて基本的には存在していませんので。
つまり、大きくカテゴリーを別けた中であれば何をどう使おうがそんなに不具合は起きませんよってのがオイルやグリスなんです。
BOREDのMETHODで言えばカテゴリーはホビー全般になります。
つまり、バイシクル、フィッシング、スケートボード、ランバイク、ラジコンなどなど、対象とする回転数と荷重値に余裕を持たせている事でその許容範囲内であれば上記全てに対応する事が出来ます。
それこそがオーバースペックと言える理由でして。
例えばMETHODのオイルやグリスを工事現場のブルドーザーやショベルカーのキャタピラやダンパーに使えるかと言われたら答えはNOで、工場の100tプレス機や1000度を超える溶鉱炉付近で使えるかと言われても答えはNOです。
では逆に世間で販売されている自転車用のマルチ用途なスプレーオイルをフィッシングリールのスプールベアリングに使えるかと言われたら答えはYESです。
つまり間違いなく大きく別けたカテゴリー内で許容範囲内の荷重と対応温度さえクリアーしていれば何々用で無くても全然平気ですよって事で、むしろ場合によっては逆に適していたりする発見もあります。
それを自転車用だの、更にはチェーン用だのベアリング用だのってターゲットを別ける事で、そのメーカーのラインナップは増やせる上に何倍も儲かる訳です。
だって、チェーン用でしょ、ベアリング用でしょ、防錆オイルでしょ、ってだけで3本お買い上げですから。
で、自分が今でも不思議に思うのは防錆オイルと堂々と唄っている製品。
防錆だけに特化したオイルなのであれば全然良いんですが、結局は自信が無いからなのか潤滑にも対応していたりする訳です。
その配合されている添加剤の割合が仮に1%でも多ければ何々用と唄える事になり、結局そんな程度のオイルなんです。
自転車が錆びているからコレ買って行くかって時には迷わず選んじゃう訳ですよ、ド素人は。
って事を以前サイクルメカニック時代に某最大手ケミカルメーカーの部長さんと話した事があり、その方も全く素直に認めていましたので完全な事実です。
つまりはベースオイルの開発のみにお金をかけて、それに配合される各種添加剤の役割によりバリエーション化する事が出来、更にその添加剤の配合割合でターゲットを決める事が出来る。
粘度の変化はベースオイルで行わずにポリマーでやれば良いし合成炭化水素でも出来るし。
一つのベースオイルから何種類ものオイルが生産出来る事になり、それが更に安価な鉱物油であれば尚更オイシイ儲け話になる訳です。
市販の缶スプレータイプなんて正にソレであり、もっと言えばガスが注入されているので容量に対し容器がデカすぎだって事にも気が付くべきです。
なのでBOREDのMETHODでは何々用と唄った製品は一切存在していなく、推奨はコレとか曖昧な記載になってしまうんです。
だってMETHODのオイル製品6種類に対して、ベースオイルの種類が5種類あるんですよ。
しかもフルエステルが2種類、ポリアルファオレフィンが3種類、もちろんこれらはブレンド出来る前提で生産していますので提携する同一業者にて生産しています。
もっと言いましょう。
極圧添加剤は3種類、防錆化合物は1種類、粘弾性添加剤は1種類、摩擦低減剤は1種類など、ちなみにこれらは業務用を使用していますが、もちろん個人では買えない物となります。
そりゃ試作場としている事務所内が一斗缶だらけになる訳です。
しかもウチはメーカーです。
販売元だけでは無く製造元として表記出来る存在だと言う事です。
市販の某パクリオイルメーカーや某クソオイルメーカーなどは鉱物油しか使ってない癖にウチと同価格帯かそれ以上で販売していますね。
もちろんオイルは自分で作っていなく、つまり設計や調合などを行って大元を試作出来ずに、丸投げでメーカーに作らせた物を販売しているだけです。
OEM契約ですね。
何故って恐らくオイルの種類から特性、または添加剤の種類に至るまで説明する事が出来ない程のド素人だからであって、その点BOREDは何度もショップ店頭で説明会を開いて来た経緯からもお分かり頂けるでしょう。
マジメにやっていると損をするだけなんて特にこの数年は実感していますが、最後に残るのは誰かと言われたらウチであれば良いなって。
一部の人には分かるでしょうけど、レジェンドスケーターのジョンカーディエルはBSLRをスケートボードでもフィックスバイクでもショットガンでも使用していますし、手持が無くなると誰かしらを通じて連絡して来ます。
それ位に彼はウチのオイルを信用して一途に使用してくれているんです。
あ、これプロモーションの殺し文句ですけどねw
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