さっきもツブヤイテみたんですが、なるほどねぇ、物理を分かっていないわ。
JIS規格をクリアしたメーカー公差に物理的な手を加えてマイナス公差(ボールを基準)によって広がったクリアランスをチューニングと言うならば、サイクルハブのカップ&コーンであれば構造的に通用するんだけど、シールドの場合は単なる隙間公差を甘くした不良品。
シールド構造のベアリングをドライの状態で空回しすれば間違い無くベアリングのハウジング内にあるボディ、リテーナー、ボールの表面に傷が付きます。
これによりクリアランスが例えば1/1000mm単位で広がったりして、そのナンチャッテ研磨?具合がある程度均一であればドライで回転させてもまぁノイズは少なく済む事もあるでしょう。
ただしその作業自体が正確性の無い人の手によりフィーリングで行われているのでベアリング自体の寿命が既に摩耗した状態となっている事になり、酸化や変形などの要因を除けば当然寿命の短いベアリングとなっている訳です。
投影機とかでクリアランスをキチンと公差確認しているなら別なんですが、あくまでもフィーリングでしょ?
手間は掛かっているんだろうけど、その手間は最初から不要な手間なのね。
しかもミニチュアベアリングですよ。
本来ミニチュアベアリングとは低荷重高回転を目的に存在している訳で、既に摩耗されたベアリングに油膜の弱い鉱物油を加えて提供している辺りが全く理解出来無いし、それに群がるユーザーも全く理解していない証拠。
恐らくそのクリアランス内に油膜が広がればノイズレスに近い状態は作れるんだろうけど、その油膜が弱かったら釣行の度に注油する事になり、それが苦で無ければ良いんだけど、普通はもっと楽してそれなりに回転して欲しいって思いますよね?
BOREDでもサイクルハブ用としてチューンドシールドベアリングをラインナップしているんですが、これはNTN社製のシールドベアリングを脱脂洗浄してから特殊な酸化被膜を予め生成し、専用で製作したフルエステルのオリジナルオイルを注油した物なので、物理的にシールドベアリング内の研磨?なんて恐ろしい事は行っていないんです。
しかもせっかくのフルメタルなベアリングなのに鉱物油を使用している事自体が謎でして、普通はプラもゴムも隣接していないなら化学合成油または合成油を選択するはずです。
ちなみに以前BOREDではベアリングを某メーカーへ試験的にサンプルオーダーした事があります。
これはステンレスボディにPTFEリテーナーでセラミックボールなどを公差指定C3としてリールのスプール用としましたが、価格の折り合いが付かずに断念しました。
ちなみにそのベアリングは新品購入時の09アルデバランで今も現役使用していますよ、もう10年以上使用出来ていると言う事。
まぁ釣行回数が少ないにしてもね。
恐らく市場で間違い無く機械加工と物理を把握して製品を供給しているのはHEDGEHOG STUDIOだけだと思います。
これね、METHODお取り扱いDEALERだからお世辞で言っているんじゃなくて、恐らくと言うか間違い無くCNCで切削されている製品ラインナップを見ても分かるとおり製品の公差も非常に良いですよ。
国内メーカーのサイクルパーツやオートバイパーツなんかと同じクオリティとして、キチンと切削された上で研磨されたり表面処理をされているから、最終的な公差の微調整も行える訳です。
ちょっと市場が飽和状態にあるからなんだろうけど、皆さん言葉だけで惑わされない様に。
物理的に「あり得ないだろう」って事は普通の考えで分かるはずなんですけどね。
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