先日付でアブより25レボビーストのリリースがアナウンスされましたが、ヘビーウェイトでのサンプルテストを行う目的で数年前に導入したアブの19レボビースト2台。
自分の人生で初のレボシリーズながら期待はせずともユーザーが多い事もあって、METHODオイル&グリスの検証を行うには良い対象と言う事での導入でした。
がっ、実際には使用してみて自分には非常にしっくり来たボディサイズとラインキャパ。
なので最初の1台目を導入してから直ぐに2台目も導入し、1台目はレボビーストロケットのメインギアを移植したXG仕様にしています。
そのXG仕様では主にクラッシュ9、ジョイクロマグナム230、スライドスイマー250などを、純正HG仕様ではメガドッグ220、ハイサイダー220、ダヴィンチ240などで使い別けています。
使うウェイトは4ozを中心に概ね3oz~6ozとなりますが、操るか巻くかでギア比を変えていると言う事。
あんま変わらないですけど。
で、本題。
真夏になるとBOREDだけが地味にアピっている「夏オイル夏グリス」について。
先日この記事にも書いた様にワンウェイローラークラッチとボディ内ベアリングをNEMEAオイルとBSLUオイルからMETHOD新製品のVNLペーストに入れ替えた事で、全体的に更にマッタリとしたフィーリングとなり機械的なノイズが排除されヘビーウェイト向きな仕様としては非常に良好と感じているのですが、流石に少しマッタリし過ぎたかな?とレベルワインダーのウォームシャフトをUG OMEGAグリスからALPHAグリスへ変えてみたんです。
これがスコブル調子良くて。
ALPHAグリスってどうしてもDELTAグリスとTHETAグリスに挟まれた中間に位置する為に、使いどころで迷われる場合もあると思うのですが、上記の様にフィーリングの調整でワンランク上げたり下げたりするには使いどころの多い位置付けともなり、しかもDELTAグリス、ALPHAグリス、THETAグリスの3種はテクニカルデータ的に数値を殆ど同じに設定してあるので、入れ替えた事により極圧性や摩耗性などの変化は起こり難くシンプルに粘度と粘性の違いだけでセレクト出来る点が非常に便利と自負しています。
やはりウォームシャフトはフィーリングにも直結するパーツにつきメンテナンスを行うシーズンによって使い別けてみるもアリだなと実感しました。
例えば今とは真逆の真冬にはTHETAグリスへ、その他の春や秋などハイシーズンにはUG OMEGAグリスで、と言う様に各シーズン前のメンテナンス時に入れ替えておく事で「シーズン仕様」としての調整が可能となります。
もちろんメインギアやドラグワッシャーへの使用も含めての事。
ちなみに下記が現在の仕様です。
スプールベアリングにはCHIMERAオイル、ワンウェイローラークラッチにはVNLペースト、メインギアとピニオンギアにはUG SIGMAグリス、プラギアにはALPHAグリス、レベルワインダーのウォームシャフトにはALPHAグリス、ドラグワッシャーにはDELTAグリス、ボディ内ベアリングにはVNLペースト、ハンドルノブベアリングにはBSLUオイル。
やはり重量から来る摩擦や荷重などヘビーウェイト全般において真夏はアングラーにとってもタックルにとっても過酷なシーズンです。
高気温、高湿度、紫外線に対してリールコンディションを維持する為には普段よりワンランク強いオイルやグリスのセレクトにより「夏オイル夏グリス」を実践し、更にユーザー毎に異なるフィーリングに関しては上記の様に部分的に入れ替えて使用する事で「自分仕様」にする事が出来る。
特にデイ釣行においては高気温によりオイルやグリスの軟化は必ず起こる為、個人でメンテナンスを行う以外にもリールメンテナンスサービスなどへ依頼する際はBOREDの提唱する「夏オイル夏グリス」をゼヒともリクエストしてみてください。
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