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2025年7月11日金曜日

記事。

さて、かの国のトランプ先生がやってくれましたね。
しかも予想外の基本25%とはね。
ではBOREDに関係するのか?と言うとBORED製品は海外へ向け販売を行っている訳ではないので直接の影響はないのですが、もっと全体的に物価として捉えて見ると当然ながら影響はありまして。
それはトランプ関税が長引くと円安が進行するのではないか?と言う事により、輸入している材料の値段が上がる事でいずれにしても日本の物価には影響があるはずです。
特に衣食住に関する部分はある程度企業側が頑張ってくれたりする傾向もありますが、そうではない工業製品になって来ると余り関係無いと言うのが過去の実績。
油脂関係なんて問答無用。
以前から何度も書いて来ました様にBOREDでもコロナ禍から材料の価格高騰がずっと続いていまして、特に容器やラベルなんかで使用する樹脂類の原材料が最も極端で、既にMETHODグリスの容器などはコロナ禍からリアルに2倍以上、METHODオイルの容器は構成されるパーツが多いだけに段階的に何度も値上がりして来ました。
また最近は特に中東情勢も不安定なので原油の問題もあったりして、その辺が徐々に表れて来るのではないかと考えているんです。
つまりプラスティックやゴムなんかは絶対に値上が進行すると言う事になり、ルアーやワームなんてもうホントにドンズバな対象でしょうね。
もちろんオイルやグリスやケミカルはドンズバ。
さて、どーしよう。
以前から何度も死守すると言い切って来たBOREDの販売価格に関するポリシーについて再度。
BOREDが主力としているMETHODのオイル&グリス&ペーストとVITALのWRシリーズ。
いすれも該当するジャンルにおいては隙間産業的な存在である上に消耗品です、だからこそ該当するジャンルのメイン商材とはケンカしてはいけないんです。
BOREDのMETHODオイルは最高峰であっても税込で3000円以上にする事は無く、METHODグリスもシリーズ通して税込で2000円以上にする事は全く考えていません。
けど実は特に変動の大きいのが溶剤関係なんですね。
BOREDで使用する溶剤と言えばVITALのWRで使用しているイソプロピルアルコールが最も消費量が多くて、毎月60Lとかそんな量を使うんですけど、これも既にコロナ禍から現在までに2倍以上の値上になっていましてね。
もうBORED全部アウトじゃんて事なんです。
と、言うか日本全体がそうなんですけどね。
けれど以前にも書きましたとおり安易に販売価格を値上変更する事はしません。
現在もこれまで毎月仕入れていた材料をもっと大きな単位で仕入れる事により価格を抑えたり、資材に関しても同様にグロスで仕入れて単価を下げるのは常ですし、また業者への支払い方法を都度現金にする事で少し割引が効いたりする事もあるのでその様に対応しています。
なのでこれらの地味な努力により現在のMETHODオイルにおいては最高峰のBSLUオイルとZAYTオイルにおいても税込2850円と、税込3000円までに未だ150円の余力を残して継続販売が行えている訳です。
それにBOREDはメーカーです。
極小さな規模の所詮ガレージメーカーではあっても自社設計自社生産のMADE INJAPANなメーカーである事から、お取り扱いDEALERである販売店にもキチンと利益を確保して貰う事を常に考えているので、事ある度に価格を値上変更してユーザーを離してはいけない。
そー言った意味でも、先ずは製品で使用する高品質な材料確保と得意用途を持たせた性能、次に出来るだけ安定した価格維持と過剰な梱包の排除、最後に地味ながらリアルなメンテナンス啓蒙や実用的カスタムの啓蒙。
これらに尽きると思っています。
つい大手プリプロメーカーを見習った動きをしがちな日本人ですが、ガレージメーカーやスモールビジネスだからこそのメソッドがあるはず。
ヤレるだけヤル、なんつって。

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