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2025年7月9日水曜日

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お蔭様で6月30日発売の初回生産分が即日完売となり、続けてBOREDオフィシャルSUMMER MADENESS SALEに向けて急遽生産した追加分も完売となり、現在は7月の奇数月と言う事で在庫補充生産を開始していますMETHOD新製品のVNLペースト。
BOREDのMETHOD製品中でもユニークな存在として、オイルでも無くグリスでも無いペーストと言う新しい性状からアイデア次第でマルチパーパスに使用する事が出来る製品です。
主な使い方としてはこれまでBSLUオイル、NEMEAオイル、THICK HEAVYオイルなど、特に耐久性を重視した中粘度~高粘度のオイルに代わり、油膜に物理的な要素を加える事で更に耐久性を向上させながらもフィーリングは大きく変化させたくないパーツに。
例えばベイトリールのメインシャフト裏ベアリングやピニオン支持ベアリングなど、所謂ボディ内ベアリングなどにおいては非常に有効となります。
同じくワンウェイローラークラッチにおいても高年式で摩耗や酸化の促進されていない状態であれば使用も可能で、これにおいてはオイルの使用よりもノイズが少なく巻感も殆ど違和感を感じないシルキーなフィーリングを得る事が出来ます。
スピニングリールにおいても上記同様にボディ内ベアリングとされるドライブギア保持ベアリングやメインシャフトなどに。
このVNLペーストの特徴としてその性状はオイル分を高配合させて作り出されている訳ではなく、あくまでも増稠剤の調整により粘度の土台としている事にあり、グリスよりも粘度抵抗が少なくオイルよりも油膜維持が強靭と言う事から、オイルよりはシットリするけどグリスよりはサッパリすると言えば分かり易いかもしれません。
型番によってはギアにもドラグにもベアリングにもとマルチパーパスに使用出来る高い耐久性と強靭な付着性により、型番や機種を問わずオイルやグリスの隙間を埋める存在として重宝する存在と自負しています。
唯一懸念される用途は水が常に供給され同時に攪拌され続ける様な、例えば太糸PEラインを使用したベイトリールのウォームシャフトにおいては余り適していないかな?と言うところで、その場合のウォームシャフトにおいてはTHETAグリスやUG OMEGAグリスなどが適正かと思います。
さて、もう約6年前?に突然カスタム意識が芽生えた自分のABU 4601C ロイヤルエクスプレスとガンナーの2台。
2020年辺りのDARKSIDEBOREDBLOGでもちょいちょいカスタムの進行具合などをご紹介して来ましたが、この手の年代や構造こそオイルを多用してレスポンスを重視するのではなく、VNLペーストを多用する事でパーツ間の嵌め合い誤差や公差から来るクリアランスノイズを抑える事が出来るのでは?と今度色々と試してみようと思っています。
ABUの復刻モデルなども出始めた事で昨年辺りからは4000番や5000番をカスタムした上で現行使用するアングラーも増えて来ましたが、自分のロイヤルエクスプレスとガンナーはフルカスタムして現行感覚で違和感なく使える様にと、躊躇なくオリジナリティを無視してカスタムパーツをふんだんに使用しています。
基本的にHEDGEHOG STUDIOであらゆるカスタムパーツが入手出来る事もあり、コグホイール、レベルワインダー、マグネットブレーキなどはもちろん、他社の純正パーツなども取り入れて各種ベアリングやハンドル周りも全て使い易い様に自分仕様にしています。
まだ霞ヶ浦でアメナマしか釣り上げていませんけど。
と言う事でABUのアンバサダーユーザーはナゼかシャカシャカでカリカリにオイルで仕上げる方向が定番となって来ましたが、その様なレスポンスを重視したセッティングでは無くシットリヌットリと耐久性を重視したアンバサダーのカスタムをゼヒVNLペーストと共にお試し頂ければと思います。

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