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2025年7月16日水曜日

案内。

昨年から立ち上げたDARKSIDEBOREDSTORE
これまでBOREDオフィシャルとして来た本家のBORED STOREとは異なり、アウトレットを中心とした不定期更新のウェブストアとなります。
で、先日も関連記事でアナウンスしたのですが、これまでのDARKSIDEBOREDSTOREでは「OUTLET」、「SAMPLE」、「SALE」、「PREORDER」をカテゴリーとして来ましたが、その内のプリオーダーこと先行受注につきましては本家のBORED STOREを受注窓口に戻す事となりました。
あ、「PROPER」と言うカテゴリーもありますが、これはステッカーなどアクセサリー製品に限りますので、文字通り定価販売と言う意味になります。
なので以後のDARKSIDEBOREDSTOREではメインとして外装傷有品や旧廃盤製品などのB級品を中心とした「OUTLET」、アパレルのサンプルカラーやテストプリントなどの「SAMPLE」、在庫処分や不良在庫の売り切りなどの「SALE」、この3カテゴリーにて展開して行きます。
展開と言っても不定期更新なので毎月決まって入荷がある訳ではありませんが。
で、5月と6月はVITALのWRシリーズが非常に良く動いたもんで、当然ながら比例してアウトレットも多数出ていまして、基本的にはラベルに傷や汚れのある物が中心となります。
なのでこの7月はVITALお取り扱いDEALERへの大口納品を終えた今週末辺り?にはDARKSIDEBOREDSTOREにてアウトレットの販売を開始する予定となっていますので、特に日頃から愛用頂いているリピーターやヘビーユーザーの皆様にはお買い得かと思います。
ちなみに既にDARKSIDEBOREDSTOREのメルマガ会員の皆様には新たな商品をアップすると「商品追加案内」としてメルマガにて事前?当日?アナウンスを行っていますので、ゼヒこの機会に何かしらDARKSIDEBOREDSTOREにてお買い上げ頂いた際にはメルマガ会員の登録は解除せずにお願い出来ればと。
ウザい位にしょっちゅう届くメルマガではありませんので。
本来ならもうちょい品数を増やせる様にセレクトアイテムなどもアップして行く予定だったんですが、今年も半分を過ぎた時点で何も出来ていないと言う相変わらずな感じでして。
ま、でもいずれBOREDセレクトの商品も増やして行ければなと思っていますので、期待せずに何かしらアクションが起きるまで暫しお待ちを。
そんな訳で最近は本家のBORED STOREがあまりにも多忙だったもんで、久しぶりにDARKSIDEBOREDSTOREについてのアナウンスでした。

2025年7月15日火曜日

記事。

NB / NEEDLE BOTTLE「※当商品のみの単品購入はご遠慮ください。」
BORED STOREの商品ページに上記の様に書いた上でこれまで条件付きで販売して来ましたNB / NEEDLE BOTTLEですが、先日終了しましたBOREDオフィシャルSUMMER MADNESS SALE中に販売を中止し在庫数を0とさせて頂きました。
このNB / NEEDLE BOTTLEはあくまでも販促品的要素を含む仕入れ商品につき、BOREDも現金仕入れの上で販売している「商品」であってBOREDが生産している「製品」ではありません。
なので昨今では現金仕入れの度に価格が変動する事もありますし、グロスで仕入れているのでソレナリに在庫を抱えたり、と決して大きな金額ではないにしても多少のリスクがあるのは現金仕入れ商品全般に言える事です。
元々METHODオイルの小分用とか携帯用とか又は混合カスタム用などに用意が有ると便利かな?と言う事で販売して来たんです。
一緒に買えたら便利かしら?と言うユーザーフレンドリーな意味で。
ですが、このBOREDオフィシャルSUMMER MADNESS SALE中にNB / NEEDLE BOTTLEだけの注文が入りまして、勝手ながら冒頭に書いている条件をメールに記載の上でご注文のキャンセル処理を行わせて頂きました。
がっ、翌日も同一人物から全く同じ注文が入りまして、今回も同様にメールを送信した上でキャンセル処理を行わせて頂いたんですが、特に先方から「何故キャンセルに?」との問い合わせも無かった事から、これは恐らくメールを見ていない訳では無くて故意なのでは?と判断しました。
なので取り敢えず先日付けで一旦NB / NEEDLE BOTTLEの在庫数を0にしてあります。
では、何故「※当商品のみの単品購入はご遠慮ください。」なのか?と言えば、普通の大人なら想像出来る事だと思うんですけど、1本税込110円で販売しても利益が僅かしか取れない上にショッピングカートのBASEからは販売毎に手数料が取られるので、他のBORED製品と同時に購入頂けるなら全く問題は無いのですが単品で購入されると商売的に殆ど意味が無いからなんです。
例えその商売の仕組みが分からなかったとしても、このNB / NEEDLE BOTTLEのBORED STOREの商品ページ内の冒頭に※を付けて、また同じく商品ページ内の末尾にも※を付けて1ページ内に2つも注意書きとして記載しています。
だから普通の考えで言えば読んでいないはずは無いと想像する訳ですが、それが連日2度もとなった事から悪意を感じたと言う判断に至りました。
なので暫くは販売中止の方向で在庫数を0とさせて頂きますので何卒ご容赦頂ければと言う事で、いずれはMETHODオイル&グリス&ペーストをお買い上げの上で、ご希望の場合は1本無料サービスと言う方向に出来ればと考えています。
でも複数本で欲しいと言う場合もあるかと思いますので少しその辺りを含め少し考えてさせてください。
しかし、こんな容器ならAmazonでも普通に買えますし、ラジコンなどのホビーショップでも買えるんですけどね。
どーぞご理解を。

2025年7月14日月曜日

記事。

ようやく長かった激務を終え通常ペースでの業務を迎える今週。
けれど今週からはMETHODオイル&グリス&ペーストの在庫補充生産が開始となります。
お蔭様で前回5月の在庫補充生産と6月の臨時生産を行いましたMETHODオイル&グリス&ペーストも既に本日現在の在庫が欠品または品薄となっていましてご迷惑をおかけします。
取り急ぎ今月のスケジュールとして、先ずは今週中に新製品VNLペーストの在庫補充を開始し、同時にCHIMERAオイルとNEMEAオイルも欠品を回避出来る程度に在庫補充を行う予定です。
以後来週からは順次METHODオイルとMETHODグリスの在庫補充を行い、月内には全ての在庫補充生産が完了する見込みです。
また、同時にVITALお取り扱いDEALERより頂きましたPRO SIZE WRの大口2件の生産も同時進行となりますが、その後僅かでも在庫が出来ればBORED STOREへアップする予定です。
と言う事で、先日の土日定休日は久しぶりにゆっくりと過ごす事が出来ましたが、また今週からは上記の様に在庫補充生産を開始しますので暫し欠品や品薄が続きますがご勘弁ください。
引き続き金属にとって最も過酷なサマーシーズンのメンテナンス、そして夏オイル夏グリスをゼヒお試しください。

案内。

少々BLOGでのアナウンスが遅れてしまいましたが、先週金曜日の7月11日より先行受注のプリオーダーを開始しましたBOREDの2025 DRY MFBPS-T。
本来なら6月末か7月頭から先行受注のプリオーダーを開始したかったのですが、なんせ先週までは多忙続きで中々準備が出来ずにいまして。
で、今回から気が付いた人も居るかもしれませんけど、これまでは先行受注のプリオーダーをDARKSIDEBOREDSTOREにて受注して来たのですが、実は何人かのお客さんからこれまでどおりBORED STOREでやって欲しいと言われていまして。
うん、まぁ、そーですよね。
と言う事でやはりDARKSIDEBOREDSTOREはアウトレットやサンプルなどを専門とした方が無難だなと言う事で、今回から以降は改めて先行受注のプリオーダーについても本家のBORED STOREにて受注させて頂きます。
さて、今回BOREDの2025 DRY MFBPS-TはBORED的には珍しくドライボディのTシャツです。
ドライボディのTシャツってガチなアウトドア時と言うかハイクの際などには着ていたんですが、街中とか普段着で着る事を避けてきまして個人的には完全にNGでした。
けれどこうも猛暑と酷暑が続くニッポンのサマーシーズンには必須と感じる事も多くなり、フィッシングやサイクリングなどガチ過ぎない?アウトドアでも着るよねと言う事で、確か2年前?にもコットンボディで発売したBOREDのマスターピースデザインとなるMFBPSロゴをアウトライン化させて再度使用してみました。
まぁ、これだけ大きなデザインがインクベタ塗りだと蒸れますし暑いですから、やはりアウトライン化させておけば通気もしますんで。
それに今回も汗による生乾臭を防いでくれるポリジン加工がされたボディなので、もう汗でベッタリした後でも電車釣行しちゃえる位に快適です。
お蔭様で先行受注のプリオーダー開始早々にも関わらず多数のご注文を頂きまして、既に完売のカラーやサイズも出て来ましたので、引き続きのご注文はBORED STOREにてゼヒお早目に。
あ、7月31日の入荷より順次デリバリー開始となりますのでお間違いなく。

2025年7月11日金曜日

記事。

さて、かの国のトランプ先生がやってくれましたね。
しかも予想外の基本25%とはね。
ではBOREDに関係するのか?と言うとBORED製品は海外へ向け販売を行っている訳ではないので直接の影響はないのですが、もっと全体的に物価として捉えて見ると当然ながら影響はありまして。
それはトランプ関税が長引くと円安が進行するのではないか?と言う事により、輸入している材料の値段が上がる事でいずれにしても日本の物価には影響があるはずです。
特に衣食住に関する部分はある程度企業側が頑張ってくれたりする傾向もありますが、そうではない工業製品になって来ると余り関係無いと言うのが過去の実績。
油脂関係なんて問答無用。
以前から何度も書いて来ました様にBOREDでもコロナ禍から材料の価格高騰がずっと続いていまして、特に容器やラベルなんかで使用する樹脂類の原材料が最も極端で、既にMETHODグリスの容器などはコロナ禍からリアルに2倍以上、METHODオイルの容器は構成されるパーツが多いだけに段階的に何度も値上がりして来ました。
また最近は特に中東情勢も不安定なので原油の問題もあったりして、その辺が徐々に表れて来るのではないかと考えているんです。
つまりプラスティックやゴムなんかは絶対に値上が進行すると言う事になり、ルアーやワームなんてもうホントにドンズバな対象でしょうね。
もちろんオイルやグリスやケミカルはドンズバ。
さて、どーしよう。
以前から何度も死守すると言い切って来たBOREDの販売価格に関するポリシーについて再度。
BOREDが主力としているMETHODのオイル&グリス&ペーストとVITALのWRシリーズ。
いすれも該当するジャンルにおいては隙間産業的な存在である上に消耗品です、だからこそ該当するジャンルのメイン商材とはケンカしてはいけないんです。
BOREDのMETHODオイルは最高峰であっても税込で3000円以上にする事は無く、METHODグリスもシリーズ通して税込で2000円以上にする事は全く考えていません。
けど実は特に変動の大きいのが溶剤関係なんですね。
BOREDで使用する溶剤と言えばVITALのWRで使用しているイソプロピルアルコールが最も消費量が多くて、毎月60Lとかそんな量を使うんですけど、これも既にコロナ禍から現在までに2倍以上の値上になっていましてね。
もうBORED全部アウトじゃんて事なんです。
と、言うか日本全体がそうなんですけどね。
けれど以前にも書きましたとおり安易に販売価格を値上変更する事はしません。
現在もこれまで毎月仕入れていた材料をもっと大きな単位で仕入れる事により価格を抑えたり、資材に関しても同様にグロスで仕入れて単価を下げるのは常ですし、また業者への支払い方法を都度現金にする事で少し割引が効いたりする事もあるのでその様に対応しています。
なのでこれらの地味な努力により現在のMETHODオイルにおいては最高峰のBSLUオイルとZAYTオイルにおいても税込2850円と、税込3000円までに未だ150円の余力を残して継続販売が行えている訳です。
それにBOREDはメーカーです。
極小さな規模の所詮ガレージメーカーではあっても自社設計自社生産のMADE INJAPANなメーカーである事から、お取り扱いDEALERである販売店にもキチンと利益を確保して貰う事を常に考えているので、事ある度に価格を値上変更してユーザーを離してはいけない。
そー言った意味でも、先ずは製品で使用する高品質な材料確保と得意用途を持たせた性能、次に出来るだけ安定した価格維持と過剰な梱包の排除、最後に地味ながらリアルなメンテナンス啓蒙や実用的カスタムの啓蒙。
これらに尽きると思っています。
つい大手プリプロメーカーを見習った動きをしがちな日本人ですが、ガレージメーカーやスモールビジネスだからこそのメソッドがあるはず。
ヤレるだけヤル、なんつって。

2025年7月10日木曜日

記事。

ABUが続きますが。
METHOD新製品VNLペーストのサンプルテストで試用して来た自分の19レボビースト2号機のHGギアの方です。
これはお試し的に画像にポツンと写っている逆転防止爪をワザと外して試用して来たのですが、当初ワンウェイローラークラッチにVNLペーストはどうなの?と半信半疑で。
で、終身名誉テスターのNeCoSanからも既にフィードバックを頂いていた事もあり、90年代の機種などに使用されているニードルベアリングの玉数が少ない旧型タイプのワンウェイローラークラッチには不向きな傾向で、特に摩耗の進んでいる物だとハンドル逆転が起きてしまうと。
そこで現行?タイプではと言う事で4ozをメインに使用している19レボビーストで試してみたところ、逆転防止爪を取り去っても全く問題無く使用出来ていまして、更に調子にのって21スコーピオンMDでも試してみたところ同様に全く問題無し。
もちろん単に只巻きしている訳ではなく殆どがハンドルでグリングリン操作して。
これでも逆転を起こす直前のあのカックンとした気配?すら無く、やはりニードルベアリングの玉数が多い現行タイプであれば問題は無さそうです。
しかもサンプルテスターにお願いしていた際にも一度のみVNLペーストの塗布量が多かった事でハンドル逆転が起きた事を除き、適正量であれば基本的には問題無く使用出来るだろうと言う判断に至りました。
あ、また塗布量などはいずれ画像で。
以前から何度も説明して来ましたが、ハンドルの逆転現象には2つの原因があって、1つ目はワンウェイローラークラッチの持つ特殊なクサビ機構において、ニードルベアリングがハウジング内に収まった状態が続くと起こる訳です。
これは使用している油脂が高粘度や高粘着だとその粘度や粘性がニードルベアリングの動きを妨げる事でレスポンスが失われて起きる現象です。
2つ目はワンウェイローラークラッチに収まっているニードルベアリングと、その対に当たるインナーカーラーが摩耗や錆により精度を失っている状態の場合。
つまり摩耗により痩せてしまい精度を失っている事で、ニードルベアリング自体が上手くストッパーとしての役割を行えなくなっている現象です。
なのでVNLペーストはオイルでもグリスでも無い特殊なペースト状につき、BOREDがワンウェイローラークラッチに推奨している粘性を極限まで抑えたCHIMERAオイルやNEMEAオイルよりも当然ながら粘性があります。
それでも粘弾性添加剤の様な糸引き成分は一切配合していないので、使用出来るかも?と言う事で試用してみたところ、上記の条件に当てはまらなければ問題無さそうと言う結論に至りました。
なのでザックリと2010年以降のシマノやダイワやアブなどのメジャーメーカー製ベイトリールであれば、恐らくはワンウェイローラークラッチでも問題無く使用出来るだろうと言う事で、もちろん上記にも書いた様に摩耗や酸化など個々の状態にもよりますが、それで得られる巻き感のシットリしたノイズの少ないフィーリングはレギュラーウェイトから上のヘビーウェイトやビッグベイトなどにおいては有効かと思われます。
でも逆にこのシットリしたノイズの少ないフィーリングはオイルでは得られない性状が元となっている事で、巻き感に影響しない部分で使用すれば耐久性が向上すると言う事にもなり、そうなるとフィネスやライトウェイトにおいても有効な箇所が出て来るでしょう。
割と開発当初はミドルと言うかレギュラーウェイトをドンズバで想定していた事もあり、ベイトで言えば70番~150番位とかスピニングで言えば2000番~3000番の需要を見込んでいたのですが、初期の試作サンプルが既にかなり理想に近い性状だった事で想定範囲を広げる様に改良を加え試作サンプルをアップグレードさせて行った経緯となります。
実際にサンプルテスターに試用して頂いた後にも更に改良を加えて製品として完成したVNLペーストは既に「コレ」と言った用途を見つけているユーザーも多い事からコアユーザーにこそ求められる製品と自負しています。
BOREDの22年継続して来た歴史の中でも試作や生産をしていて凄くワクワクした製品って久しぶり。
つー事でお蔭様で只今欠品中となりますVNLペーストですが、METHODお取り扱いDEALERではお買い求め頂けますのでゼヒ。

2025年7月9日水曜日

記事。

お蔭様で6月30日発売の初回生産分が即日完売となり、続けてBOREDオフィシャルSUMMER MADENESS SALEに向けて急遽生産した追加分も完売となり、現在は7月の奇数月と言う事で在庫補充生産を開始していますMETHOD新製品のVNLペースト。
BOREDのMETHOD製品中でもユニークな存在として、オイルでも無くグリスでも無いペーストと言う新しい性状からアイデア次第でマルチパーパスに使用する事が出来る製品です。
主な使い方としてはこれまでBSLUオイル、NEMEAオイル、THICK HEAVYオイルなど、特に耐久性を重視した中粘度~高粘度のオイルに代わり、油膜に物理的な要素を加える事で更に耐久性を向上させながらもフィーリングは大きく変化させたくないパーツに。
例えばベイトリールのメインシャフト裏ベアリングやピニオン支持ベアリングなど、所謂ボディ内ベアリングなどにおいては非常に有効となります。
同じくワンウェイローラークラッチにおいても高年式で摩耗や酸化の促進されていない状態であれば使用も可能で、これにおいてはオイルの使用よりもノイズが少なく巻感も殆ど違和感を感じないシルキーなフィーリングを得る事が出来ます。
スピニングリールにおいても上記同様にボディ内ベアリングとされるドライブギア保持ベアリングやメインシャフトなどに。
このVNLペーストの特徴としてその性状はオイル分を高配合させて作り出されている訳ではなく、あくまでも増稠剤の調整により粘度の土台としている事にあり、グリスよりも粘度抵抗が少なくオイルよりも油膜維持が強靭と言う事から、オイルよりはシットリするけどグリスよりはサッパリすると言えば分かり易いかもしれません。
型番によってはギアにもドラグにもベアリングにもとマルチパーパスに使用出来る高い耐久性と強靭な付着性により、型番や機種を問わずオイルやグリスの隙間を埋める存在として重宝する存在と自負しています。
唯一懸念される用途は水が常に供給され同時に攪拌され続ける様な、例えば太糸PEラインを使用したベイトリールのウォームシャフトにおいては余り適していないかな?と言うところで、その場合のウォームシャフトにおいてはTHETAグリスやUG OMEGAグリスなどが適正かと思います。
さて、もう約6年前?に突然カスタム意識が芽生えた自分のABU 4601C ロイヤルエクスプレスとガンナーの2台。
2020年辺りのDARKSIDEBOREDBLOGでもちょいちょいカスタムの進行具合などをご紹介して来ましたが、この手の年代や構造こそオイルを多用してレスポンスを重視するのではなく、VNLペーストを多用する事でパーツ間の嵌め合い誤差や公差から来るクリアランスノイズを抑える事が出来るのでは?と今度色々と試してみようと思っています。
ABUの復刻モデルなども出始めた事で昨年辺りからは4000番や5000番をカスタムした上で現行使用するアングラーも増えて来ましたが、自分のロイヤルエクスプレスとガンナーはフルカスタムして現行感覚で違和感なく使える様にと、躊躇なくオリジナリティを無視してカスタムパーツをふんだんに使用しています。
基本的にHEDGEHOG STUDIOであらゆるカスタムパーツが入手出来る事もあり、コグホイール、レベルワインダー、マグネットブレーキなどはもちろん、他社の純正パーツなども取り入れて各種ベアリングやハンドル周りも全て使い易い様に自分仕様にしています。
まだ霞ヶ浦でアメナマしか釣り上げていませんけど。
と言う事でABUのアンバサダーユーザーはナゼかシャカシャカでカリカリにオイルで仕上げる方向が定番となって来ましたが、その様なレスポンスを重視したセッティングでは無くシットリヌットリと耐久性を重視したアンバサダーのカスタムをゼヒVNLペーストと共にお試し頂ければと思います。

2025年7月8日火曜日

記事。

と、言う事でやり切りました5月GW明け~6月~7月上旬までの繁忙業務。
SUMMER MADNESS SALEのご注文分も本日付けで全て発送を終えましたし。
けれどまた7月10日辺りからはVITALのPRO SIZE WRのみDEALERご注文分の在庫補充生産を開始し、続けて7月中旬からはMETHODオイル&グリス&ペーストの在庫補充生産が始まります。
もう殺してくれい。
そんな訳でやっと1日~2日だけ落ち着ける、ので約2ヶ月ぶりに定時で帰宅します。
で、NT海洋事業部から請け負いました別注製品のLZ-STD OILとLZ- STD GREASEも先週金曜日に出荷を済ませたので、これでBOREDの担う仕事はコンプリートと言う事での一段落。
今回は久しぶりに新規の別注製品を請け負いました事もあり、また同時にMETHOD新製品のVNLペーストも同時進行していたもんで、5月も大変ながら6月はホントに色々な業務が続き大変でした。
あ、参考までに他にも別注製品としては現在進行形で以前から何度もオカワリ生産をし続けているサイクルショップBLUE LUGのONE DROP OILとBLUE GREASEがあり、そしてスケートブランドFESNのW.P.S.IシリーズからBLACK OILがありまして。
いずれもレぺゼン東京の世界で認知されているメジャーショップとメジャーブランドなのは言わずもがなですが、どちらも継続的に年に数回のオカワリ依頼を頂いていまして凄く有り難い。
そんなタイミングで先日大口納品を終えたばかりなVITALのPRO SIZE WRが福岡のミリタリーショップWAIPERにて既に完売したとの事で、有り難い事に再度大口のオカワリ注文を頂きましたもんで10日辺りからナルハヤで生産を開始する予定です。
さて、昨年末から何度かアナウンスして来ましたが、BOREDでは今年からお取り扱いDEALERを大幅縮小し、METHODとVITAL合わせ30店舗ほどのお取り扱いDEALERとの取引を解除させて頂きました。
なので現在は各方面で認知のあるDEALERのみとの取引に絞り卸売を行っていまして、一応以後におきましても新規でお取り扱いDEALERを募集する予定もなく、そのぶん現在のお取り扱いDEALERへのサービスを濃くして行きたいなと考えています。
なので今回久しぶりに新規で別注製品を請け負わせて頂きましたNT海洋事業部におきましても、当初はお取り扱いDEALERとしてご希望を頂いていたのですが、上記理由から「ならば別注製品は如何?」と提案したところ快諾を頂きまして。
それにNT海洋事業部LOONGZEリールの国内販売総代理店も行っているので、それならばアフターサービスとしてもオイルやグリスが揃っている方が良いのでは?となりました。
そんな訳で取り敢えずBOREDのやるべき仕事が終わった事もあり、また繁忙期となるサマーシーズンはBOREDの本筋で気合を入れての業務を熟して行きます。
とは言いながら本筋じゃないけど先ずは遅れてしまったVITALのTAG MESH CAPとBOREDのアパレルからリスターティン。

2025年7月7日月曜日

記事。

昨日の深夜をもって終了となりましたBOREDオフィシャルのSUMMER MADNESS SALE。
お蔭様でBOREDオフィシャルセールとしては過去最高のご注文数を頂きまして、早速本日より感謝感激の発送作業ラッシュに移ります。
でね、突然ですがBOREDが考えるビジネス上の最優先事項とは。
と、その前にBOREDはイベントへ出展する事が殆どありません。
確かBORED22年の歴史の中でこれまでにおいて2回だけかな?
それほどBOREDにとってのイベント出展は無意味と考えていて、プロモーションだけとして考えるなら尚更不要。
では改めてBOREDが考えるビジネス上の最優先事項と言えば?
これはBOREDの様なスモールビジネスこそお客様からのご注文品は最短発送する、同じく取扱店からのご注文品は最大限効率化した上で最短納品する。
ズバリこれに尽きると考えていまして。
つまり自分が客の立場なら欲しくて注文した商品が少しでも早く受け取れる事が先ずは何より嬉しく思うんです。
それに今や大手ECサイトなどでも翌日配送はデフォルトになって来た時代なだけに尚更。
では所謂プロモーションの様な営業活動や宣伝活動は不要か?と言われたらそんな事もなくて。
でもそれはSNSやBLOGなどを利用する事で十分な効果があると思っていますし、併せて既存ユーザーへ向けてならメルマガなどでピンポイントの宣伝も行えますし。
今回のSUMMER MADNESS SALEだって正にそう。
まぁ少人数でも奴隷の様に使えるスタッフが居たりするなら良いんですけど、BOREDの様に基本は一人親方なのに業務を滞らせてまで頻繁にイベント出展してたらねぇ、お客さんは納得出来ないじゃないですか?
つまり「イベント出展につき一週間は発送が行えません」じゃぁダメよね、まぁBOREDは一応外注倉庫との契約があるので一週間でも空けられるんですけど不安でね。
そもそもBOREDの生きているニッチでマニアックな分野に興味を持ってくれたお客さんなだけに、既に自身で探りまくってBOREDへ辿り着いた可能性も高いと思われますし、なのでイベント出展なんぞで不特定多数を相手に宣伝活動しても恐らくは時間と費用と労力の無駄に終わるだろうと言う考え方も。
無意味は言い過ぎとしても効率が薄い。
だからこそこんなBOREDごときをディグってくれたお客さんからのご注文についてはナルハヤで発送するべきであって、画像の様にレターパックライトであれば最短は15時までのご注文は当日発送で、15時以降のご注文は翌日発送と言う点を基本としているんです。
あ、レターパックプラスについては最短で翌日発送になる場合が多いんですけど。
けれど当然ながら土日の定休日を挟む場合とか、打ち合わせで外出が続く場合とか、体調不良で休業したり早仕舞いしたりする場合なんかは難しくなるんですが、それでもBORED STOREの特定商取引法表示に記載しているとおり遅くとも数営業日以内には確実に発送を行っています。
これは恐らく死守しているはず。
いくら弱小メーカーだとは言ってもプロモーションやコマーシャルだけに注力しちゃうのは少し根本が違うかな?と。
「ユーザーと直接会話が出来る」みたいな能書きも多少は理解出来ますが、でも全員を相手に出来る訳もなく拘束時間からして効率的にも無理があるんでね。
いやだってメチャクチャ効率が悪いですよね?アイドルの握手会の方が遥かに効率的。
なのでBOREDはこれからもイベントなどへの出展は基本無しの方向で、特に当日中に帰宅出来ない地方のイベントなんぞは論外と言うかキッパリ無駄と。
買ってくれる人を増やすんじゃなくて、先ずは買ってくれた人へ真っ先に届ける、予習じゃなくて復習、違う?
ま、夏休みとかゴールデンウィークとか正月休みなどの大型連休中のイベント出展なら公私混同で出展するのも良いんだけど。
毎日の発送作業すら無いんですわって受注状況なら別の話になりますが、幸いBOREDは発送作業を行わない日なんて滅多にないもんで有り難い事です。
働く時は無理なスケジュールでもガッツリ働いて、休める時にはガッツリと遊んだり休んだりすれば良い。
と言う事で本日からまたガッツリ週間の始まりです。
いや、実はBOREDオフィシャルのSUMMER MADNESS SALEが初日からヤバい事になっていたもんで既に先週の金曜日から少しだけ発送作業を行っていまして、土日の定休日を挟み本日から再び気合を入れて発送作業を開始します。
なので恐らく明日の8日までには全ての発送作業を終える見込みにつき、10日前後?辺りには順次お届となるかと思いますので、引き続きサマーシーズンもゼヒBORED製品をヘビーユースください。

2025年7月6日日曜日

案内。

定休日ではありますが只今開催中のBOREDオフィシャルSUMMER MADNESS SALEが本日最終日なもんで。
と言う事で先日7月4日の深夜00:00からスタートしましたSUMMER MADNESS SALEですが、お蔭様で予想を超える非常に多くのご注文を頂きまして欠品や品薄となった製品も目立って来ました。
引き続き本日7月6日の深夜23:59までBORED STOREの全てのアイテムが20%OFFにてお買い求め頂けますので何かしらゼヒ。
ご利用に際してはセール期間内のみ有効なクーポンコード:25BRD20Sを注文確認画面で入力すると最終確認画面で20%OFFが適応となりますが、最低注文金額は2000円から適応となりますので予めご注意ください。
またSUMMER MADNESS SALE期間中にご注文を頂きました発送につきましてはSUMMER MADNESS SALE終了後の明日7月7日より順次発送作業を開始となりますので、ご注文からお届けまでに数営業日ほどのお時間を頂きますがお間違い無く。
尚、既に発送通知メールが先行して送信されている場合もありますが、その発送通知メール内にも併せて同日中に送信される別途送信メールにも発送について記載してありますので必ずお読みください。
そして毎回の事ながら「クーポンコードの入力し忘れ」につきましては対応不可となりますので、ご注文時には上記の様にクーポンコードがキチンと適応されているか改めてご確認をお願いします。
そんな訳で今回もSUMMER MADNESS SALE開始早々からのスタートダッシュからエグい事になっていましたが、引き続き主力製品や定番製品も残っていますのでゼヒこの機会にご利用ください。
クドい様ですが本日最終日です。

2025年7月3日木曜日

案内。

と言う事で引き業務スケジュールが相変わらず過酷なBOREDではありますが、先日もこのDARKSIDEBOREDBLOGにてアナウンスしました様に、毎年サマーシーズン恒例となりますBOREDオフィシャルのSUMMER MADNESS SALEを開催します。
で、今夜日付の変わった7月4日深夜00:00~7月6日深夜23:59までの3日間限定にて、BORED STOREの全てのアイテムが20%OFFにてお買い求め頂けます。
ご利用に際しては上記のセール期間内のみ有効なクーポンコード:25BRD20Sを注文確認画面で入力すると最終確認画面で20%OFFが適応となりますが、最低注文金額は2000円から適応となりますので予めご注意ください。
但し、発送につきましてはSUMMER MADNESS SALE終了後の7月7日より順次発送作業を開始しますので、ご注文からお届けまでに数営業日ほどのお時間を頂きますがお間違い無く。
また、毎回の事ながら「クーポンコードの入力し忘れ」につきましては対応不可となりますので、ご注文時には上記の様にクーポンコードがキチンと適応されているか予めご確認をお願いします。
そんな訳で激務の終わりはBOREDオフィシャルのSUMMER MADNESS SALEで締め、と言う事で今夜日付の変わった深夜0時よりゼヒBORED STOREにてご注文をお待ちしています。
忙しさを忘れる為に更なる忙しさを重ねる方式。
あ、拡散大歓迎です。

2025年7月2日水曜日

記事。

毎回不定期ながらBOREDのMETHODオイル&グリスをご注文頂くに当り参考になればと言う事で現状の実用例を記載しています。
特に今回はBOREDの提唱する「夏オイル夏グリス」と言う事で油膜強度の強靭な化学合成油を使用しているBOREDのMETHODオイル&グリスであっても、更に油膜の軟化や劣化を防ぐディフェンス面を最大限強化させてあります。
そしてメンテナンスの大前提として自分がメンテナンスでイメージしているフィーリングは常に「ネットリ&シットリ」を実践しているので、全てのリールにおいてメーカー純正時よりもスプールのレスポンスは向上させながらもボディ内ベアリングや各種ギアは耐久性を重視して仕上げてあります。
尚、BOREDはフィッシングショップでもメンテナンスサービスでもありませんので全てのジャンルやモデルを網羅する事が出来ませんので予めご了承を。
あくまでも個人的な傾向においてのセレクトになりますのでジャンルは偏っていますが、使用想定している重量や目的は各項目を参考にして頂ければと思います。

その1ベイト、シマノ 21スコーピオンMD 301XG。
これはシーバスフィッシングをメインにジャイアントベイト用として、110g位~260g位までをフルキャストする際に使用しています。
ラインはPEの8号でリーダーはナイロンの80lbで使用。
スプールベアリングにはLIGHT DUTYオイル、ワンウェイローラークラッチにはVNLペースト、メインギアとピニオンギアにはUG SIGMAグリス、プラギアにはUG OMEGAグリス、レベルワインダーのウォームシャフトにはUG OMEGAグリス、ドラグワッシャーにはDELTAグリス、ボディ内ベアリングにはVNLペースト、ハンドルノブベアリングにはBSLUオイル。

その2ベイト、アブ 19レボビースト 41-HSL。(ギア比違いを同仕様で2台使用)
これはシーバスフィッシングをメインにビッグベイトやビッグプラグ用として、50g位~160g位までをフルキャストする際に使用しています。
ラインはPEの6号でリーダーはナイロンの60lbで使用。
スプールベアリングにはCHIMERAオイル、ワンウェイローラークラッチにはVNLペースト、メインギアとピニオンギアにはUG SIGMAグリス、プラギアにはUG OMEGAグリス、レベルワインダーのウォームシャフトにはUG OMEGAグリス、ドラグワッシャーにはDELTAグリス、ボディ内ベアリングにはVNLペースト、ハンドルノブベアリングにはBSLUオイル。

その3ベイト、シマノ 20カルカッタコンクエストDC 201HG。
これはシーバスフィッシングをメインにビッグベイトやビッグプラグ用として、40g位~90g位までをフルキャストする際に使用しています。
ラインはPEの5号でリーダーはナイロンの50lbまたはフロロの40lbで使用。
スプールベアリングにはBALBOAオイル、ワンウェイローラークラッチにはNEMEAオイル、メインギアとピニオンギアにはUG SIGMAグリス、プラギアにはTHETAグリス、レベルワインダーのウォームシャフトにはTHETAグリス、ドラグワッシャーにはDELTAグリス、ボディ内ベアリングにはBSLUオイル、ハンドルノブベアリングにはBSLUオイル。

その4ベイト、シマノ 18バンタムMGL XG。
これはバスやナマズなど淡水をメインにヘビーカバーでのラバージグやフロッグ用として、14g位~35g位までをピッチングやサイドキャストする際に使用しています。
ラインはPEの5号でリーダーは使用しないルアー直結で使用。
スプールベアリングにはBALBOAオイル、ワンウェイローラークラッチにはNEMEAオイル、メインギアとピニオンギアにはDELTAグリス、プラギアにはTHETAグリス、レベルワインダーのウォームシャフトにはTHETAグリス、ドラグワッシャーにはDELTAグリス、ボディ内ベアリングにはNEMEAオイル、ハンドルノブベアリングにはNEMEAオイル。

その5ベイト、シマノ 18バンタムMGL HG。
これはバスやナマズなど淡水をメインにライトカバーでのバズベイトやスイムジグ用として、10g位~28g位までをフルキャストやサイドキャストする際に使用しています。
ラインはPEの5号でリーダーは使用しないルアー直結で使用。
スプールベアリングにはBALBOAオイル、ワンウェイローラークラッチにはCHIMERAオイル、メインギアとピニオンギアにはALPHAグリス、プラギアにはTHETAグリス、レベルワインダーのウォームシャフトにはTHETAグリス、ドラグワッシャーにはDELTAグリス、ボディ内ベアリングにはNEMEAオイル、ハンドルノブベアリングにはNEMEAオイル。

その6ベイト、シマノ 17スコーピオンDC 101HG。
これはシーバスやチニングをメインにレギュラーウェイトからヘビーウェイトのプラグ用として、20g位~50g位までをショートキャストまたはピッチングする際に使用しています。
ラインはPEの4号でリーダーはナイロンの50lbで使用。
スプールベアリングにはBALBOAオイル、ワンウェイローラークラッチにはNEMEAオイル、メインギアとピニオンギアにはUG SIGMAグリスの上からUG OMEGAグリスを少量追加、プラギアにはTHETAグリス、レベルワインダーのウォームシャフトにはTHETAグリス、ドラグワッシャーにはDELTAグリス、ボディ内ベアリングにはVNペースト、ハンドルノブベアリングにはNEMEAオイル。

その7ベイト、シマノ 14ブレ二アス。
これは海水でのチニングやミドルゲーム用として5g~12g辺りをメインにショートキャストやサイドキャストする際に使用しています。
ラインはPEの0.8号でリーダーはフロロの16lbまたは20lbで使用。
スプールベアリングにはBALBOLAオイル、ワンウェイローラークラッチにはCHIMERAオイル、メインギアとピニオンギアにはUG OMEGAグリス、プラギアにはTHETAグリス、レベルワインダーのウォームシャフトにはTHETAグリス、ドラグワッシャーにはALPHAグリス、ボディ内ベアリングにはNEMEAオイル、ハンドルノブベアリングにはNEMEAオイル。

その8スピニング、シマノ 19ヴァンキッシュ C3000MHG。
これはシーバスフィッシングをメインにレギュラーウェイトのプラグ用として、7g位~28g位までを小規模運河や中規模河川でフルキャストまたはショートキャストする際に使用しています。
ラインはPEの1.0号でリーダーはフロロの20lbで使用。
ラインローラーはZAYTオイル、スプールベアリングにはBALBOAオイル、メインギアとピニオンギアにはALPHAグリス、ウォームシャフトにはALPHAグリス、メインシャフトにはALPHAグリス、ドラグワッシャーにはALPHAグリス、ハンドルノブベアリングにはNEMEAオイル、その他は純正。

その9ベイト、ABU 4601C。(GUNNARとROYAL EXPRESSを同仕様で2台使用)
これはライトカバーまでのナマズやライギョをメインにレギュラーウェイトのフロッグやトップウォータープラグ用として、12g位~40g位までをフルキャストまたはピッチングする際に使用しています。
ラインはPEの5号でリーダーは使用しないルアー直結で使用。
スプールベアリングにはBALBOAオイル、ワンウェイローラークラッチにはNEMEAオイル、メインギアとピニオンギアにはUG SIGMAグリス、レベルワインダーのウォームシャフトにはLIGHT DUTYオイル、ドラグワッシャーにはDELTAグリスを薄く、コグホイールなどのプラギアにはTHICK HEAVYオイル、ハンドルノブベアリングにはNEMEAオイル。

と言う事で前回からオイルやグリスの入れ替えをしている物もあれば、前回と同一の物もありますが現状ではこれが最新の状態となります。
今年は早くから気温30度を超える日が続き真夏においても猛暑や酷暑を予感させていますが、高気温や高湿度だけでなく豪雨などの影響も懸念されるので、やはり7月~9月辺りにおいては「夏オイル夏グリス」仕様に変更してディフェンス面を強化しておくとベストでしょう。
特に金属にとっては高気温により熱膨張を起こし易くなる事で、各部の異音や巻感などは使用前後においてシッカリと確認し、少しでも違和感があれば直ぐにメンテナンスを行う様にしましょう。
またこのシーズンは酸化も促進され易くなりますのでロッドなどもキレイに水淡いした後に、ガイド根元などもDEFENSIVE防錆コーティング剤を使用して予め錆の発生をディフェンスしておけるとベストです。
夏オイル夏グリス仕様としてゼヒ参考にしてみてください。

2025年7月1日火曜日

裏技。

本日から7月ですね。
と言う事で今年もBOREDが提唱する「夏オイル夏グリス」と言う考え方をば。
昨年も散々書いて来ました様にサマーシーズンは高気温と高湿度だけでなく水温も高く更には紫外線の影響も受ける過酷なシーズン。
特に水辺で使用するフィッシングリールには何かしらのケアを行っておいた方がベストなのは間違いない訳です。
で、BOREDが提唱する「夏オイル夏グリス」とは普段使用しているオイルやグリスよりも粘度や粘性をワンランク~ハーフランク強め?重め?にしてやると言うもの。
強い?重い?と書くのは正しい表記では無いのですが、この場合は油膜性を上げてやれば良いと言う意味です。
特にグリスに関しては主成分となる増稠剤の特性により温度変化に応じて粘度変化を起こし易い性質があります。
金属に油膜さえ付着していれば理論上は錆の発生は殆ど防げますし、また例え極薄であっても油膜さえ付着していれば理論上は潤滑しています。
けれど当然ながら理想とする適正な油膜の状態が存在するので、予め粘度や粘性をワンランク~ハーフランク強め?重め?にしておく事で、高温環境などによる油膜の軟化や流動を防ぎ油膜を維持し易くしてやると言う事です。
例えば普段THETAグリスならALPHAグリスへ、と、THETAグリス、ALPHAグリス、DELTAグリスにおいては粘度と粘性の違いだけで極圧性などディフェンス効果は殆ど同じと言う利点から、シンプルに粘度をワンランク高い物へ変えてやれるのですが、今使用しているMETHODグリスに粘性を加える事でハーフランク強くする事も可能です。
例えばDELTAグリスにUG SIGMAグリスを少し加えて粘度を僅かに上げてみるとか、ALPHAグリスへUG OMEGAグリスを少し加えて粘性を上げてみるなど、UG SIGMAグリスの高粘度と高粘着そしてUG OMEGAグリスの低粘度と高粘着を利用すればユーザー個々にお好みの粘度や粘性が楽にチューニング出来る訳です。
当り前ながらUG SIGMAグリスもUG OMEGAグリスも単体での使用は可能なので、今自分が使用しているMETHODグリスにUG SIGMAグリスかUG OMEGAグリスをいずれか1個追加してやるだけで粘度または粘性を強化させる事が出来ると言う事。
特にメタルボディのリールにおいては熱伝導率の高いアルミ(ジュラルミン)が主流となる事から、ボディ内部に収められているギアやドラグなどに使用されているグリスは熱の影響をモロに受け易くなります。
サマーシーズンの目安として7月~9月あたりまでの気温30度前後において、更に炎天下や車内だと温度は40度にも50度にも上昇するので、METHODグリス自体の耐熱温度範囲は120度を余裕で超えるにしても基準となる粘度からは明らかに軟化傾向となります。
耐熱温度と軟化具合は別の話ですので。
そして先日発売となったMETHOD新製品のVNLペーストにおいては使いどころも多く、特に上記ギア類の側にあるボディ内ベアリングを強化する意味でもサマーシーズンはVNLペースト化させておくのも良いかもしれません。
自分の場合も普段はボディ内ベアリングにBSLUオイルを使用する事が多いのですが、先日からサンプルテストを兼ねてVNLペーストを色々な機種で試した結果として、巻き感は違和感を感じるほどの変化では無いにも関わらず、シルキーさ?ノイズレスさ?は確実に増している事で油膜強度が上がっていると実感出来る事は間違いありません。
なのでこれらを踏まえてサマーシーズンは夏オイル夏グリスと言う考え方から上記の方法でオイルやグリスを強化させておけるとベストですと言う事。
と言う事で昨年に続き猛暑&酷暑となる今年のサマーシーズン中は何度もアナウンスするつもりですが、ゼヒ夏オイル夏グリスを実践して過酷なシーズンを乗り越え秋のハイシーズンには万全な状態で挑みましょう。
現在のBORED STOREでは品薄や欠品が目立ちはじめていますが、奇数月の7月に入ったと言う事でBOREDのMETHOD製品は在庫補充生産月になります。
また先日もアナウンスしました様に7月4日00:00~7月6日23:59までの3日間限定でBOREDオフィシャルセールのSUMMER MADNESS SALEを開催予定につき、それまでには欠品や品薄が回避出来る程度に在庫を補充するつもりです。
ゼヒ本格的な真夏を迎える前に事前メンテナンスとして上記をお試しください。
夏オイル夏グリスも立派な裏技ですからね。