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2025年4月16日水曜日

試用。

また「ペースト」関連でゴメンナサイね。
現在は自身とサンプルテスターで絶賛サンプルテスト中な訳ですが、途中経過としてザックリと見えて来た事がありまして。
それはワンウェイローラークラッチには使える場合もあるが使えない場合もあると言うムカつく結果。
つまり今現在で分かっている事としてある程度?明確なボーダーラインが存在しまして、それは高年式リールで採用されているワンウェイローラークラッチであれば今のところ問題無く使えています。
けれど低年式リールの様にニードルベアリングの数が少なく割とインナーチューブとの隙間にアソビが多いワンウェイローラークラッチだと時々スベリが起きてしまうと言う事でして。
もちろん摩耗状態にも寄る事なので何年の製品からとは明確に言えるはずもありませんが、例えばシマノで言うところの少なくとも90年~00年辺りに採用されて来たニードルベアリングの数が少ないタイプのワンウェイローラークラッチには適正ではありません。
シマノだからと言う事ではなくて。
なので例えば中古で購入した90年代スコーピオンやメタ二ウムなどを現状回復させようとメンテナンスした場合、ワンウェイローラークラッチにはNEMEAオイルが適正であって、摩耗状態を考えると今回の「ペースト」は推奨出来ませんとなります。
もちろんワンウェイローラークラッチもインナーチューブも新品であれば可能な場合もありますが、基本的に現時点で判明している事としては上記のとおりで以後を考えると推奨はしません。
では逆に現状として問題なく使用しているのは20カルカッタコンクエストDC201。
これは自分の手持で試用して毎日暇さえあればクルクルとハンドルを回していますけど、今のところスベリを起こす気配もなくて当然ハンドルの逆転も起きていません。
また元々ハンドル逆転防止爪の付いている21スコーピオンMD301や19レボビースト41では当たり前ですが問題無く使用する事が出来ていますし、スベリや逆転を予感される様なアソビも起きていないので恐らくは問題ないだろうと。
で、自分は19レボビースト41を2台持っているんで内1台は継続して実釣で継続使用し、もう1台には敢えて逆転防止爪を装着せずに組んでいまして、画像の中央下のパーツが逆転防止爪でコレを付けていないと言う事。
ちなみに画像右のインナーチューブ摩耗具合は極薄の酸化被膜がちょうど取れた状態で使用しています。
元々アブの設計が逆転防止爪ありき?だったとしたら早い内にアウトになる話なんですが、それでも現状は室内でハンドルを回したり止めたりしている段階ながら未だハンドルのスベリや逆転は全く出ていません。
と言う現状での結果からやはり旧タイプのニードルベアリングの数が少ないワンウェイローラークラッチでは使用不可で、高年式のワンウェイローラークラッチなら摩耗が大袈裟でなければ問題無いだろうと言う判断に至りました。
恐らくはクサビ機構が正常に動作しインナーチューブに圧を掛けるニードルベアリングが多い方がバラ付きが少なく安定しているからと言う事なんでしょう。
この新旧のボーダーラインはワンウェイローラークラッチの規格?違いに繋がっているので、ザックリと2017年以降のモデルなら問題無さそうと言う自分手持リールでの実証を基としたデータとなります。
なので現状NEMEAオイルを使用している状態から巻感をネットリと重くしたい場合には有効となります。
けれどこの「ペースト」は決してボディ内ベアリング専用ではありませんので、あくまでも色々と多岐に渡る用途の一つとしえ捉えて頂ければと。

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