お蔭様で先日BORED STOREにて先行受注を開始しましたところ即日完売となりまして。
なので早速この先行受注分にてお買い求め頂きましたお客様へは本日27日付で全てを発送し、そしてMETHODお取り扱いDEALER各店からのご注文についても本日27日付で全て発送となりますので、つまり初回生産分は30日の発売日前に全て完売となってしまいましたと言う事です。
なんだか紛らわしくて申し訳ない。
と言う事で先日からサンプルテスターよりVNLペーストの最終レポートが届いていますのでご紹介します。
今回はもう山陰アングラーにはお馴染みな島根県のMTMR氏より。
サンプルテスターをお願いしてから1ヶ月50時間ほどの所見となります。
使用機種はカルカッタコンクエストMD 301XGです。
先ずは、VNLペーストのサンプルが届き組み上げた直後に1度だけ、ワンウェイローラークラッチの逆回転があったそうですが、以後は余剰なVNLペーストが抜けて馴染んだ?のかハンドルの逆転は皆無との事。
但し、ワンウェイローラークラッチのベアリング保持機と外輪の隙間に錆が発生していました。
インナーチューブには錆は見られずボディ内側の隙間から海水が侵入した事で外輪に錆が発生したと思われます。
これについてはVNLペーストの塗布量や塗布の仕方により隙間へ十分に行き渡らなかったとみられる為、今後はVNLペーストの塗布方法を見直したいと思います。
次に、ピニオンギア上下のベアリングについてもゴリ感等の不具合は無かったとの事。
ピニオンギア上部(メカニカルキャップ側)に錆は見られず、キャップ内の水の溜まりにおいてもVNLペーストの油膜による
効果が出ていると感じます。
ピニオンギア下部(スプール側)については回転および負荷が大きな箇所であり、劣化により黒くなったVNLペーストの付着が見られました。
現状では上記の不具合?以外に使用中の不具合は無く動作は良好となります。
との事で、聖地山陰でビッグベイトやジャイアントベイトを中心に、それ以外でも比較的大きめ&重めを使用する事が多く、また釣行時間も多いMTMR氏のサポートは毎回の事ながら非常に参考になりました。
やはり負荷や荷重の大きなビッグベイトやジャイアントベイトにおいては油膜の存在自体は絶対であり、更に配合される各種添加剤の性能も大きく影響して来ます。
今回VNLペーストの発売までには何度か試作を繰り返して来た訳ですが、MTMR氏の初期レポートを参考に製品版のVNLペーストでは各種添加剤の配合割合を更に高め、同時に油膜の吸着や付着を高めた事でペーストと言う半固形半液体ながらも非常に強靭でシツコイ油膜性となっています。
但し、どーしても液体に近い性状になってしまうと水の分子と混ざり易くなってしまうので、キッチリとした注油や充填と使用後の水洗い&十分な乾燥が必要なのは言わずもがな。
でもこれはどのオイルでもグリスでも同じ事が言えるので、特に海水や汽水での使用においては事前事後のチェックを怠らない様にしましょう。
今回のサンプルテスターには製品版のVNLペーストを一足早く送付しているので、また今後の使用において何かしらフィードバックも得られるかと思います。
と言う事で30日の発売日には極僅かな在庫しかご用意出来ないのですが、また7月中旬辺りに少しでも早く十分な在庫を生産しますのでゼヒMETHOD新製品VNLペーストをお試しください。
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