2025年10月28日火曜日

記事。

トレンドに乗らない流されない惑わされないと言う考えと、トレンドを常に意識して反映させると言う考えと、ビジネスとしてどちらが優れているかは分かりませんが、BOREDの業務は完全な前者であってポリシーとしている部分でもあります。
そんな事を含めBOREDのポリシーについては2018年にRedbullの記事でザックリと紹介してもらってます。
常にオリジナルでありたいと言うかオールドスクールと呼ばれたいBORED
ベテランでも良し。
若い頃からある部分において「ひねくれている」と自覚して来た事もあるのですが、世の中の多くと同じがツマラナイと感じる部分があって、けれど日常生活においては常に差し支えのなさを意識して来たので特に問題も無く生きて来ました。
そのある部分と言うのは趣味や趣向の部分であって、そこだけ唯一オリジナリティを出すだけで人生が面白くなると。
だから常に何か面白い事はないか?とアンテナを張っていた若い頃。
なので小学生の頃に始めたBMXにしろバスフィッシングにしろ、クラスの中でその話が出来る友達って1人居るか居ないかで、6クラスあった一学年250人ほどの中でも4人~5人とか。
実際にBMXは4人だけで乗っていましたしバスフィッシングは3人で、特にBMXにおいては他の学年には1人しか居なかった。
だから当時は誰も知らないレア趣味だったこれらも今や認知度を得ている事は言わずもがなですが、自分にはルーツと言うかバックボーンがシッカリと濃くあって、それが現在の仕事としてBOREDへ繋がっている事はもはや運命だろうと。
要するに小学生から始まり何かキッカケがあって魅力を感じ興味を持った趣味や趣向の部分、それが何十年経っても大きく変わらずに年により一番熱くなるジャンルがローテーションする事はあっても完全消滅する事が無い。
そんな人生。
だからこそ自分は何においてもバックボーンを常に尊重すると言うか、トレンドだけを常に意識して反映させている人物や企業や製品には基本的に興味が湧きません。
むしろどこか見下している。
それは都度パートタイムでトレンドをパクってビジネスしているだけと感じてしまうので。
だから芦田愛菜とサンドウィッチマンの博士ちゃんて番組あるじゃないですか?
アレ大好きで出来る限り見ているんですけど、この番組に出ている子供達に凄く面白さを感じるんですね。
この子達が単なるサンプリングじゃなくて、感性を生かして将来なにかを始めたら面白いんだろうなぁって。
そーゆー気にさせてくれる人物や企業や製品がホントに少ないと感じる現在。
100歩譲ってトレンドは別にして何でもパクりたけりゃパクれば良いんですけど、だったらせめて研究者や開発者クラスのド玄人なら興味を持ちますが、実際の多くは完全なド素人丸出しの右向け右な製品ばかりでガッカリする。
PRの謳い文句が既に低脳で。
だからナゼ?にキチンと答えられない人物や企業や製品は、例え年商100億円だとしても見下してしまうでしょう。
古けりゃ良い長けりゃ良いって話じゃないですよ。
そーじゃなくて、世間一般の世の中でも認知されているほど流行っているジャンルにおいて、なのにドンズバじゃない所で面白い事を始める人物や企業や製品がもっとあっても良いじゃないって。
既存にあるジャンルにお邪魔してビジネスしてみようみたいな図々しい行儀の悪さが最高にダサいって事であって、もうそんな奴等をSNSなどで探るとバックボーンなんて元から無いんで浅くて弱い。
何屋だよ?
これに答えられないのが一番ダサいと感じてしまうんです。
なのでBOREDが今一番携わっているフィッシングシーンで言えば当時フロロカーボンの登場とかアンタレスの登場とかガウディプロダクツの登場とかDRTの登場とかMonster Kissの登場などは「なんだコレ?」とか「なんだコイツ?」と衝撃がありましたし、また外観から斬新さは無い様に見えてもタックルハウスの様に隠れた部分でオリジナリティを追求し続けるメーカーも凄く魅力的。
これら全部がオリジナルであってトレンドの中から右向け右で誕生した物ではないし、キチンと理屈と理由があって誕生させるべくして誕生させた物だろうと思うんです。
グランドマスターフラッシュ先生やシュガーヒルギャング先生の登場に衝撃を受けて、RUN D.M.C先生で新たなジャンルの決定的な誕生を見たあの頃、この衝撃を忘れずに自分の何かにも反映させなきゃとP-FUNKを救った偉大なプリンス先生を聞きながらコレを書いています。
そんなBOREDも既に立ち上げから22年が経過してますが、未だ相変わらず同じ事をやっていると言うシツコサ。
続けられているから正解なんでしょう、続けられているから言えるんです。

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